今年で11年、走行距離112000kmとなったエブリイワゴンのオイル類を交換しました。
デフオイルやギアオイルの交換時には注入する際、スペースがある車両でしたら漏斗等を使って入れ、漏斗が入るスペースが無かったり上側にオイルジョッキが入れられない場合は、注射器を大きくしたようなオイルシリンジという工具を使用していました。

しかし、結構漏れやロスが多く使い難いと感じていました。
そこで、まず最初に工具を作成してみました。

5リットルのガソリン携行缶でポリタイプの物です。それに太めの物と細い耐油ホースを用意しました。

携行缶にホースを差し込む穴をきつい位の大きさで開けました。太い方のホースは底に付く位まで差し込み、もう一方の細いホースは3cm位差し込み、穴とホースをゴム状で固まるボンドで固定しました。作業はオイル交換の3日位前に行いボンドが乾くのを待ちました。

先ずは、オートマチックトランスミッションオイルとフィルター(ストレーナー)の交換です。

アメ車と違いオイルパンにドレンが付いているので、そこから抜きます。約2リットル排出されたので、レベルゲージの穴から2リットル新しいATFをいれました。
エブリイワゴンはフルタイム4WDのため、4輪全てをジャッキアップして、約5分間エンジンを掛けながら、シフトをRやNそしてDや1・2と動かし、各レンジに新しいオイルを回します。
その後、またドレンから抜き、ATFを入れるという作業を3回繰り返します。

そして、オイルパンを留めている10mmのボルトを外し、レベルゲージ用の管を留めている12mmボルトを外せばオイルパンが外せます。しかし、ドレンからでは抜けきらないオイルが1リットル程あるので、注意して外さないとオイルを被る事になってしまいます。
今回は、被りはしなかったものの、少しこぼれてしまいました。

結構な量のオイルが残っています。

ガスケットを剥がして、オイルを流します。

コルクのガスケットですので、液状とは違い綺麗に剥がれます。磁石が2個付いていて、それぞれに鉄粉が見られます。オイルパンの状態は思っていたより綺麗でした。ドレンの形状からも、オイルパンにかなりのオイルが残ってしまうのが分かります。

ミッション側はバルブボディーとフィルターが見えます。

フィルターは10mmのボルト3本で固定されています。ボルトを外して引き抜き、Oリングが残ってしまうので、それも撤去して新しいフィルターを取り付けます。
フィルターはアメ車のように繊維ではなく、細かい金属の網でした。メッシュ部分には少し細かい物が溜まっていました。アメ車に乗るようになるまで、オートマのフィルターなど交換する必要が無いと思っていたので、エブリイ以外の国産車のフィルターがどういったタイプか知らないのですが、明らかにアメ車のフィルターの方がゴミ吸収は良さそうです。
今回部品購入のため、スズキのディーラーに行った際、ミッションのフィルターが欲しい事を伝えたのですが、あまり交換したことが無いようで、図での説明が必要でした。

オイルパンや磁石を掃除して、新しいガスケットを着けてトルクレンチでボルトを均等に固定したのち、レベルゲージ用の穴からATFを3リットル程入れて完了しました。
次にトランスファーのギアオイルを交換しました。

こちらも、綺麗な状態でした。
トランスファーのギアオイルを注入する際には、作成した携行缶オイル注入器がとても調子良く簡単に入れることが出来ました。
続いてフロントデフとリアデフのオイル交換です。今回唯一フロントデフオイルだけが水が浸透したような色になっていました。大雨で冠水した道路を通過した際にエアー抜きの所から浸水したと思われます。

携行缶注入器ですが、まずは携行缶にギアオイルを入れて、太い方のホースをデフ注入口へ、細い方はコンプレッサーガンを差し込みます。携行缶の口でしたら、チョットした漏斗で簡単にオイルを移す事が可能です。金属の方が膨張しないので、金属にするかポリにするか迷ったのですが、ポリでしたら内部のオイルが減っていくのが見えるだろうとポリにしてみました、エアーを断続的に少しづつ入れるとポリタンクが膨張するのですが、オイルも結構なスピードで注入されていきました。

これの良い所は、狭いスペースにある注入口でも、簡単に入れられる。そして、規定量となり溢れ出したときには、ガンノズルをホースから外せば圧が抜けて直ぐに止まる事です。
携行缶+ホースで2000円もしなかったので、これは今後も活躍しそうです。
エンジンオイルは先日11万キロで交換しているので、今回はこれで終了しました。