4日目の朝 すごい良く寝た気がした

 

看護師さんが朝来て お向かいさんとはす向かいさんに「よく寝られましたか?」と順番に聞き取りしている

次は私 良く寝られましたと答えようと笑顔を用意してたら

 

「ねこちちさん むっちゃくちゃ良く寝てましたね」 と言われてしまった

 

いや 訊いて お願いだから訊いて。

 

どんな寝方しとったんや と不安になりつつも

良く寝るのが今の私の仕事だから。。。と震える

お向かいさんは痛みが相変わらず強いのと絶食続き

どうか早く良くなってごはんが食べられますように。

同室も数日経つと同じ釜の飯を食った仲間感覚 お向かいさん、絶食だから食べてないけど。

 

そして4日目にしてやっと水が少し飲めるようになった

急いで飲むとむせるけど ようやく水が飲める

うれしくてどんどん飲んだ そして水の在庫が尽きた

買い出しに行かねば それだけが憂鬱だった

 

朝の乳腺回診

今日はぞろぞろと教授回診 白い巨塔

教授がものすごい柔らかい雰囲気なのでみんなふんわりしてて良い

学生にも傷を見せてもらってもいいですか?と言われ快諾

でもちゃんと診るのを恐れているのか先生方の後ろからチラ見するだけだった

見ろよ。

 

ちっこ先生の回診

薬を塗ってくれて次回の診察の予約を取ってくれたお知らせをしてくれた

退院の希望ある?ということで木曜日~♪とお願いしてみた

診察で大丈夫か見てもらおうねと薬を塗ってもらった

ちっこ先生が来るとなんだかうれしい

かぶれも良くなってるね と診てもらえた

 

この辺でバストバンドの締め方をクリア

自分で締めても怖くないぐらいには痛みが落ち着いてはきた

 

起きている時間が少し長くなっても大丈夫になってきた

夜 シャワーで下半身を流すことを決意

それとお昼にシャンプーをしてもらえた

 

シャンプーのとき 看護師さんと二人っきりになるのだけど

そのときに不安なこととかいろんな話をきいてもらった

朝 不安になってしまってご飯の後泣いていたので気になっていたらしく

家に帰ってから支援者はいるのか 身の回りのことを頼める人がいるのかを訊かれるが いない と答えると黙られてしまった

シャンプーはとっても気持ちがよくて さっぱりしてもう最高だった

ドライヤーで腕が上がらなくてできないところは乾かしてもらって

あとは持参のくるくるドライヤーで乾かした 持ってきてよかったもののひとつ くるくるドライヤー

 

さっぱりした頭でお昼寝をする

ああ なんだか優雅だわ

痛いは強いし 熱はずっと出てだるいけど 定期的にむせちらかすけど。

そして水が飲めるようになったころになぜかむせ対策ののどの薬が出た

おせえ。

 

夜ごはんを食べて 外来が少なくなった時間にコンビニへ水を買いに行った

意外と動けてよかった

だが 重いものは持てないのでとりあえずのペットボトルの本数にして点滴棒に引っかけてコロコロ帰ってきた

下半身シャワーをして 上半身は持参の身体拭きシートで拭き 新しい寝巻に着替えてのんびりしていたら

乳腺の教授回診

朝 私が泣いていたことが伝達されたのか 不安なことはありますか?ときかれる

リンパ節郭清はまったく予期してなかったので、そこがとても不安です と

これからの過ごし方とかリンパ浮腫になったらどうしたらいいのか

わからないことだらけになってしまって混乱している と伝えた

わかりました。私のほうで調べてみますと絶えない笑顔で帰っていった

このころから傷は乳腺では確認されなくなった

 

ちっこ先生

やっほー とやってきて傷を見てもらう

うん すごくいい とほめてもらう

自分でも思うぐらいにきれいになってきたと思う

色が悪かったところも肌色が澄んできたし 痛みも日に日によくなって

しわがれ声がよくなってきた