カーテンを閉めきってぼんやりする
明日が手術なのに全然怖くないし不安じゃない
胸がどうにかなるというのになんともない
いいことなのかな
心が閉じているのかな
ひとりでなにもすることがないとあれこれ考えすぎてしまう
目を閉じて少しだけ寝た
夜ごはんが出てきた
なんと揚げ物登場
ここの病院食味はとてもおいしいと思う
汁物がほぼないのと米が間違って保温で炊いたかと思うぐらいにまずいことを除けば大満足だ
もちろん完食
あ お風呂に入るんだった
シャワーの予約時間までスマートフォンをいじって過ごす
淡々とシャワーを浴び
淡々と明日の準備が進む
お風呂を出た後 手術の朝までに飲む生理食塩水を飲む
まずいと思っていたけど美味しくてごくごく飲んだ
2本飲んでください 無理なら1本は必ず と言われていたけど1本はすぐに飲み干して
なんならおかわりしたいほど好みの味だった
髪を乾かしてスキンケアをしてあとは寝て体調を整えるだけ
なんだけど 頭が割れるように痛い
夜の看護師さんの訪問時 頭痛を訴えるものの 手術前に余計な薬を飲みたくないし
処方の時間も終わってそうなのでひたすらガマンすることにした
消灯の時間が来て眠ろうとするものの
おそろしいほどの寒気がきて巡回の看護師さんにタオルケットを追加してもらった
かけてもらったタオルケットはすごくあたたかくて すぐに眠りについた
びっくりするぐらいに熟睡して気づいたら手術の日の朝だった