非浸潤がんはずっと非浸潤がんで
命にかかわらないがんのままであることもある
みたいな記事を見かけるたびにモヤモヤする
本当に胸を取らないといけないのか。
これが見えないところなら
たとえば内臓の一部とかなら迷うことなく
はい 切ってください なんだろうけど
胸を失うってことの大きさが毎日まいにち襲い掛かってくる
朝目が覚めたらあれこれ調べてみて
やっぱり切らないといけない。と思って支度をする
仕事をして夜お風呂上りにふと時間が空いたとき
でも切らないでも大丈夫なんじゃないか とまた調べだす
ああ やっぱり切らないといけないんだ と思って眠りにつく
で また朝目が覚めたら の繰り返し
手術の日のその直前までこれを繰り返すのだろうか
そのたびに消耗するんだけどやめられない
納得したはずなのに 心が追い付かない
みんなそうですよ と言われても
大切なのは私の気持ちだと思うとまたモヤモヤが始まる
頭は理解している
心は拒否している