1986年、国際標準化機構(ISO)は音声誘導ループ用のISO 7001シンボルを制定した。このシンボルは、青い長方形の中に白い耳と文字「T」が描かれたものである。以来、このシンボルは音声誘導ループシステムの存在を示す標準となっている。

オガワの理解では、この耳にスラッシュが入ったマークについては
WFD世界ろう連やIFHOHで使用を取りやめる決議をした、という理解でいました。
その後も2003年に行われた世界ろう連盟会議で使用をとりやめた、と聞いていて
情報が更新されないままでいました。
米国電気通信工業会(TIA: Telecommunications Industry Association)が北米の業界標準規格を策定するとき、
2002年頃にカナダろう協会の見解として、
耳にスラッシュの入ったマークを使用することに抵抗を受けたそうです。
理由として
・ろうと難聴の違いが不明確。ALDsには使用可だが、手話通訳には使えない。
・通訳派遣やTTY、フラッシュアラームへのアクセスを示せない。
・スラッシュは「聞こえない」というネガティブ表現。
他は、車いすが使える、盲人用杖が使えるという
ポジティブ表現。
・誤解を招く。
・魅力がない。
そこでグラフィック・アーティスト・ギルド(www.gag.org、GAG)が障害者アクセスに関する様々なシンボルを無料でダウンロードできるようにしていた記号を使い、Tを付与。
左下から伸びる点と線は、補聴器への外部接続手段を示しており、右上の波面の増加で増幅された音声が出力される様子を表現したそうです。
※TIA(Telecommunications Industory Association)の
TIA-1083の標準規格は補聴器装用者がコードレスフォン(携帯やスマホなど)を使用する際の標準規則(テレコイルの品質に関する規則)ですが、この中でTIA-1083に準じている製品の包装と表示に記載するための図式記号を提案。
現在世界ろう連盟は、
当事者も受け入れやすいデザインだとは思います。
ただ、TIA-1083 Compliant for T-Coil Useのマーク自体はISO(国際標準化機構)で国際規格化されているかは確認できていません。
IFHOHも同様なのでしょうか?
日本では耳マーク、ヒアリングループマークがあり、新国立競技場などではISO 7001シンボルマークと併用されています。
マークを使用している当事者をまじえて、確認してほしいものです。
