「目を閉じると音がよく聞こえる」は本当か、検証した結果…(ナゾロジー 4/24)

 

中国・上海交通大学(SJTU)の研究チームが検証したところ、意外な結果が明らかになりました。

騒がしい環境では、むしろ目を閉じることが「聞こえにくさ」を生む可能性があるというのです。

研究の詳細は2026年3月17日付で学術誌『The Journal of the Acoustical Society of America』に掲載されています。

 

視覚条件は4つ。

目を閉じた状態、目を開けて無地の画面を見る状態、音に対応する静止画像を見る状態、そして音と一致する動画を見る状態です。

その結果、何も映っていない画面を見ているときの音量を基準とすると、目を閉じた場合には、平均して約1.3デシベルも音を大きくしなければ聞き取れませんでした。

 

一方で、音に対応する静止画像を見ていると、より小さな音でも聞き取ることができました。

さらに動画を見ると、その効果はより強くなり、基準よりも約3デシベル小さい音でも検出できるようになったのです。

一般的なイメージとは逆に、「目を閉じると不利、視覚情報があると有利」という結果がはっきりと示されました。

騒音環境では、脳は目的の音と背景ノイズを切り分ける必要があります。

しかし目を閉じることで内側に注意が向きすぎると、このフィルタリングが過剰になり、雑音だけでなく目的の音までも一緒に削ぎ落としてしまうのです。

(サイトより引用)

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これは騒音下の調査であり、静かな環境では集中力が高まることで、音が拾いやすくなる可能性はあるとのこと。

3dB、聞こえ上はけっこう大事なレベルですね。