テーマパークにおける聴覚障害者に対する情報保障−障害者差別解消法の改正を受けて−(平安女学院大学 国際観光学研究2024 ⿊井 いく)

 

 

2014 年にテーマパークにおける聴覚障害者の情報保障の状況について、アメリカのウォルト・ディズニー・ワールドと東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーを比較した。

合理的配慮の提供が2024 年4 月から義務化された。日本のテーマパークで現時点でどこまで情報保障がされており、何が必要なのかを明らかにするために調査(2024 年8 月から9 月)をおこなった。

 

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート オーランドでの聴覚障害者へのサポートは次の6 つである:
・Handheld Caption Device (ディズニーハンディガイドと同じ携帯型字幕表示システム)
・Assistive Listening (ディズニーハンディガイドにヘッドフォンを付けて難聴者の聞こえを助ける)
・Video Captioning (字幕 色々な場所に字幕が表示されるディスプレーが置かれている)
・Sign Language (手話通訳)
ほぼすべてのアトラクションに紙に書かれた説明があるとされている。以前(2014年調査)は使われていた
Reflective Captioning(反射型ディスプレー字幕)は使われなくなっている。
(サイトより引用 情報提供:松崎丈様)

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引用「予算や人手がないからと聴覚障害者に対する対応を行っていないパークは、聴覚障害者を潜在的なパークのゲスト、すなわち消費者として考えていないのではないか?」(引用ここまで)という問題意識から調査を開始されています。
全難聴会員152名、全日ろう連会員29名からアンケート調査したとのこと。

切実な当事者意見が反映されています。
詳細な調査、とても参考になります!

 

個々の当事者によってアクセシビリティの状況はまちまちです。たとえば聞こえの状況で、聴覚系の情報を希望する人もいれば、視覚系情報でのサポートを希望する方もいます。

ろう者と難聴者の違いだけでなく、難聴者の中でも違いが出てくるので、回答がばらついているように見えるとしたら、そのためかもしれません。


2014年の調査結果はこちらのサイトにありました。
https://st.agnes.repo.nii.ac.jp/records/1323