真の共生社会創る人材育成 筑波技術大が来春 新学部開設へ 障害者が就職目指すだけでなく一線で活躍を(東京新聞 7/18)

 

筑波技術大(茨城県つくば市)が来年4月、新学部「共生社会創成学部」の開設を予定している。障害者が単に就職を目指すだけでなく、職場などで「こうありたい」と自らの意思を積極的に発信し、真の共生社会を実現するリーダーとなれる人材を育てていくという。

 「一流企業に就職しても『辞めたい』と相談に来る卒業生が絶えない」。石原保志学長(67)がそう話す。背景の一つがコミュニケーションの問題。石原学長によると、就職先の企業などからは「障害者の社員をどう一人前に育てていいのか分からない」との声がある一方、障害者自身は「何を必要としているのかを、相手に伝えられない」と悩み、退職に至るケースが多い。
根本的な解決策として石原学長が挙げるのが、障害者が意思や権利を主張する「セルフアドボカシー(自己権利擁護)」の考え方だ。自らが意見を主張し、課題を克服、改善へとつなげる力を養うことが必要だという。

新学部では、コミュニケーションの基礎となる一般教養の他に、情報通信技術(ICT)やデジタルトランスフォーメーション(DX)などの支援技術を学び、働きやすい職場環境を自ら整える力を身に付ける。

既にオンラインでの大学説明会が始まっている。オープンキャンパスは聴覚障害コースが8月10日。

(サイトより引用)

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聴覚障害者のキャリアアップの難しさ。

障害種別の中でも職場定着率が一番よくないのが聴覚障害者だというデータがあります。

未来ある聴覚障害者の環境改善につながることを期待しています!