「日本手話」で授業受けられず…「教育受ける権利」侵害で損害賠償求めた裁判 札幌地裁は原告の訴え退ける(HTB北海道ニュース 5/24)

「日本手話」を巡り、札幌聾学校に通う児童らが道を訴えている裁判。24日、札幌地裁は原告の訴えを退けました。
訴えを起こしていたのは生まれつき耳が聞こえない小学5年の男の子と中学2年の女の子です。「教育を受ける権利」を侵害されたとして道に対しそれぞれ550万円の損害賠償を求めていました。

日本手話とは、日本語とは異なる独自の文法を持つ言語で、生まれつき耳が聞こえない人たちが主に使っています。一方で日本には「日本語対応手話」と呼ばれるものもあります。
札幌聾学校でも、2007年に日本手話を活用した指導を開始。今回裁判を起こした2人も、日本手話での授業を希望して学校に通っていましたが、担任になった教師が日本手話ができず授業が受けられなくなったと訴えています。和解交渉も決裂し、道は訴えを退けるよう求めていました。
そしてむかえた24日の判決。札幌地裁の守山修生裁判長裁判長は、「日本手話で授業を受ける権利が具体的に憲法上保証されたものとはいえない」、「日本手話以外の表現方法でも教師と児童が一定のコミュニケーションを取ることは可能」などとして原告の訴えを退けました。
「自分の言葉」である日本手話で学びたい。そう願い訴えを起こした子どもたち。原告側は、控訴するかどうかを今後検討するとしています。

(サイトより引用)

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国内で日本手話で教育できる環境はごく限られています。

自分の望む言葉、環境に転居する方法もあるでしょうが、

子どもにしてみれば、好きな場所で学びたいでしょうねえ。