耳が不自由でも楽しめるミュージカル セリフと歌を字幕で表現「観劇バリアフリー」(産経新聞 5/12)

 

聴覚障害者にも観劇を楽しんでもらおうと、愛媛県東温市のミュージカル専用劇場「Great Sign坊っちゃん劇場」が字幕付き公演を始めた。舞台脇に大型スクリーンを設置、役者の動きや歌に合わせてセリフや歌詞が表示される仕組み。

同劇場は昨年8月、台湾からの団体客受け入れに合わせて機器を導入、事前予約制で外国語の字幕表示を開始した。今回の聴覚障害者向けについては、県内の障害者支援団体から助言を得て、音声や音楽、背景の環境音なども文字で表示するようにした。

聴覚障害者対応の舞台情報を発信するNPO法人「シアター・アクセシビリティ・ネットワーク」(TA―net)によると、運営サイトに掲載の字幕・手話通訳対応の演劇は令和5年で127件。平成30年の74件から5年間で1・7倍に増加した。

自身も聴覚障害を持つTA―netの廣川麻子理事長。各劇場から字幕や手話などの観劇サポートの導入の進め方や観客対応の研修依頼なども増加しており、「サポートの存在で観劇をあきらめていた人が劇場に足を運ぶようになって、劇場側に字幕などを要望するようになってきたのではないか」と分析する。

(サイトより引用)

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