聞こえるのに聞き取れない 聞き取り困難の症状で周囲に理解されにくい悩みを抱える APD=聴覚情報処理障害(東日本放送 3/13)


聞こえるのに聞き取れない、聞き取り困難という症状によって周囲に理解されにくい悩みを抱えながら生活している人たちがいます。
仙台市に住む真壁詩織さんが抱えているのは、APD=聴覚情報処理障害です。近年は、LiD=聞き取り困難症とも呼ばれています。
「換気扇とかエアコンとかずっとブーって鳴ってる音があって外から車とか飛行かの音があって、人の声があってみたいなのが全部同じ割合で入ってくるというか」
聞き取り困難症は、聴力検査を受けても聞こえ自体に異常はありません。音声を言葉として情報処理する過程で脳に何らかの不具合が生じ、聞き取りが困難になると考えられています。音は聞こえているのに、それを言葉として聞き取ることができない症状です。
東北大学耳鼻咽喉・頭頸部外科本藏陽平講師「診断基準というのが実はまだはっきりと決まっていないというのがこの疾患の難しいところ。症状を訴えている方の中でもその背景、脳の中で起きていることは人それぞれ違う」

真壁さんは自分と同じように悩みを抱える子どもたちを支える仕事がしたいと、宮城教育大学の聴覚・言語障害教育コースに進学しました。大学で聴覚障害について学ぶ中で、自分の聞き取り困難も何かの障害ではないかと考え、大学1年生の時にAPD=聴覚情報処理障害の疑いありと診断されました。

宮城県で唯一、APD/LiDの検査を行う東北大学病院では年間40人から50人が聞き取りに困難を感じ耳鼻科を受診していて、約8割がAPDと診断されています。

(サイトより引用 情報元:松崎丈様)

--

同様の状態の方は昔からいたはずですが、オガワもAPDを知ったのはここ10-15年くらいです。

今では単なる聴覚情報処理障害ではない人もいるので、LiDということが多くなってきたようですね。