人工知能に手話を理解させる 中国のチームが手話同時通訳システムを開発(人民網 7/18)
http://j.people.com.cn/n3/2022/0718/c95952-10124401.html
より多くの聴覚障害者の意思を伝えるため、天津理工大学の研究開発チームは5年近くの時間を費やし、動画の言語バンクを構築し、「複雑なシーンにおける中国手話同時通訳システム」を研究開発し、人工知能(AI)技術により人々の利便性を高めた。
張益彬氏は天津理工大学聾者工学院ネットワーク工学専攻2019年度学生であり、同大の鯨言創益バリアフリースマートテクノロジー研究開発チームのメンバーでもある。この60人近くのチームの過半数が、張氏と同じ聴覚障害を持つ学生だ。彼らは5年近くの時間を費やし、30万件点の動画の言語バンクを構築した。今やチームが作った「複雑なシーンにおける中国手話同時通訳システム」が間もなく実用化されようとしている。
データによると、中国の聴覚障害者数は約2780万人。天津理工大学聾者工学院の袁甜甜副院長は、「手話は今日も聴覚障害者の母語だ。音声認識ソフトウェアが近年普及しているが、表現の論理の出発点は終始、健常者だ。聴覚障害者にとって聞いて理解するのはもとより、最も強く願っているのは聞いてもらうことだ」と述べた。
王建源氏は聾者工学院ネットワーク工学専攻2018年度学生であり、鯨言創益チームの創設メンバーでもある。王氏の担当は手話の言語バンクの構築であるが、この言語バンクとは動画のことだ。「ボランティアを募り、動画を撮影してもらう。何度も何度も撮影する」。王氏とチームのメンバーは2年間で30万点以上の言語バンクを構築した。王氏は、「試算と比較対照によると、中国の中国語能力試験の4級水準まであとわずか100フレーズ余りとなっている」と説明した。
(サイトより引用)
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文字→手話ならNHKの天気予報などで使われていますが、手話読み取りシステム、日本でもまだまだ難しいところです。開発力が勝負ですね!
中国が先に実用システムを開発してしまうかも。