高校生読書体験記コンクール「聾」の生徒の作品が最優秀の賞に(NHK 1/25)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220125/k10013449001000.html

耳が聞こえない「聾」の生徒の作品が最優秀の賞に選ばれました。

「一ツ橋文芸教育振興会」が読書を通じて起きた内面や行動の変化について、高校生から体験記を募るもので、全国から応募8万3500余り。

最優秀の文部科学大臣賞に千葉県市川市にある筑波大学附属聴覚特別支援学校3年の奥田桂世さんの作品、「聾者は障害者か?」が選ばれました。

耳の聞こえる健聴者を中心とした社会が自分たちを「障害者」と名付けていることについて、「異なる人間を『異質なもの』として敬遠したり排除したりすることを『ヒトの脳はそういうもの』と当然のように考えて放置していたら、私たちの未来は明るくない。異なった文化を持っていても、異質であっても、何であっても、この世界に生きていることをお互いに受け入れる、尊重し合う姿勢が必要だ」とつづっています。

作品について選考委員からは、「斬新で、それまでの世界観を一新させられるような“英知”に出会うことがある。奥田桂世さんの文章はそのような“英知”にみちている」などと高い評価が寄せられました。

奥田さんは生まれたときから耳が聞こえず、両親や祖父母も「聾者」です。

高校卒業後は大学に進学して社会学や心理学などを学ぶ予定だということ。

(サイトより引用 情報提供:松崎丈様)

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また新しい才能の登場です!胸震える瞬間を、ありがとう!