聴覚障害者?ろう者?難聴?聞こえない・聞こえにくいって? ~”ありのままの自分”をモットーに表現者”かのけん”が描く未来図とは【前編】(12/27)
https://epara.jp/column-kanoken-211227-01/
先天性感音性難聴、生まれつき耳が聞こえません。両耳95-100dB程。
中学時代、ろう学校への入学を機に「手話言語」に出会い、また様々な「ろう文化」を知れたことは、私にとって価値観がガラリと変わるほどとても大きなものでした。
大学生より本格的にストリートダンスを学ぶ。デフコミュニティの当事者としてアイデンティティに悩みながらも、舞台やメディア出演、海外留学などの経験。現在は「ありのままの自分」をモットーに、様々なダンス、ミュージカル、映像など幅広い分野の作品に参加実績を持つ。
聞こえない・聞こえにくい人を指す言葉は「ろう者」「聴覚障害者」「難聴」などとさまざまで、その定義はとても複雑なものです。
私は大学時代に「将来『ろう者』として表現者になりたい、踊りたい。そして大好きな『ろう文化』の素晴らしさも伝えていきたい。」と決意したのですが、
自分は難聴というべきなのではないだろうか、と。
自分の立ち位置といいますか、アイデンティティにとても悩むようになり、いつしか自信も持てなくなっていました。
このような学生時代を経たのち、私が「ありのままの自分」でいいと思えるようになったのは、本当にたくさんの経験と出会いのおかげです。
それは例えば、
・デフコミュニティ内での新たな出会い、友人とのやり取り
・アメリカ(NY)にてスケールの違う「自由さ」「自分らしさ」で輝く人々を目の当たりにしたこと
・数多くの舞台(国内外)を通してたくさんの方と出会えたこと
などです。
様々な経験の中でたくさんの方に出会って、自分が知らなかったこと、考えたこともなかったことにも触れ、視野を拡げることができました。自分自身の悩みについて直接的な解決には繋がらずとも「まぁこんな自分でもいいじゃん。」と思えるようになったんですよね。「かのけんはかのけんだわな」って。
(サイトより引用)
—
かのけんさんも、「アイデンティティのゆらぎ」を経験されたのですね!
オガワは30を過ぎてやっと気づいたのですが、お若いうちにその境地に達したのは、かのけんさんの積極性ゆえではないでしょうか。
東京パラリンピック2020 開閉会式出演。紅白のマツケンさんのパフォーマンスにも出ていたのでは?