質と量で世界初、工学院大学が約6360手話単語と10テーマ10件の対話を収録した高精度3D日本手話データベースを提供開始(TC HUB6/28)

https://jp.techcrunch.com/2021/06/28/kogakuin-univ-kosign/

工学院大学は6月28日、国立情報学研究所情報学研究データリポジトリ(NII IDR)「研究者等提供データセット」上で、「工学院大学 多用途型日本手話言語データベース(KoSign)」(コサイン)の提供を開始した。約6360手話単語と10テーマ10件の対話が収録された、工学院大学調べで「質と量において世界初のデータセット」とのことだ。

KoSignのデータは、手話ネイティブの家系に育ったろう者で、日本手話を母語とする男女1名ずつによって、2017年から2019年にかけて、東映東京撮影所のモーションキャプチャースタジオで収録された。

顔の表情や視線も大切な要素となるため、顔に33カ所、体全体に112カ所のマーカーを付けて顔や体の動きをキャプチャーしている。

これまで3次元の動作を集めた手話辞書は存在しなかった。また、紙媒体や2次元の動画教材では学習しにくいという課題があった。任意の角度から手話の動きを見られる「KoSign」は、ろう者の日常生活におけるコミュニケーションの理解度を深めると同時に、健聴者の手話学習にも役に立つと期待される。

(サイトより引用)

工学院大学では1990年代からすでに手話のデータ化、モーションキャプチャー化に取り組んでいましたね!

これまでの大変な蓄積があるものと拝察。まだまだ時間がかかりそうですが、研究の進展につながるといいですね!