「無言の給食中に手話学習」めぐり論争に。ろう者の女性は「賛成だけど、美談の消費には複雑な思いも…」(HUFFPOST 7/30)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f2123ebc5b6b8cd63afb114
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、私語を禁止としている給食時間に、「声を発さずにコミュニケーションを取る」方法として手話を使う取り組みが、大分県別府市内の2つの小学校で始まった。
評価意見の反面、「(コロナで)声を出せないから手話を使う、というのは違うと思う」「美談にされている」といった否定的な声もある。
愛知県内のろう者の女性は、ハフポスト日本版の取材に「入り口としてはいいけれど、美談の消費には懸念もある」と話した。子どもたちが『もう手話はいらないよね』となってしまうのであれば、手話が当たり前に使われる世界を願っている私からすると、モヤモヤと違和感があります」
取り組みの狙いについて、市教委の担当者は「コロナ禍の食事中も、子どもたちが会話できるようにすること」「聴覚障害者や手話への理解を深めること」の2つがあると説明する。
(サイトより引用)
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聞こえにくい私たちは、聞こえなさから生涯抜け出すことは困難です。聞こえる人とは違うところです。
そんなギャップに通じるところがありますね。
手話はろう者の言語ですが、通常、言語に著作権があるわけではありません。どう受け止めるかは個々にゆだねるしかないと思っています。
個人的には悲しみ、寂しさを感じるところもあるのですが、それでも子どもたちが手話を一緒に使って楽しんでくれる時間が増えるなら、うれしいのもまた事実です。