世界で初めて「補聴器の買い方」が米国で検証された(西川洋一氏3/10)
https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20170310-00068555/
患者目線に立って補聴器の買い方について厳しく検証してみようと思い立った医師グループが現れた。インディアナ大学の医師グループがAmerican Journal of Audiologyに発表した、彼らの言う「世界初の補聴器の二重盲検無作為化試験」について紹介する。
タイトルは「The effect of service-delivery model and purchase price on hearing aid outcomes in older adults: randomized double blind placebo controlled clinical trial(相談しながら提供する補聴器の販売方法とその値段が高齢者の聴力改善に及ぼす影響:プラシーボを対照に置いた二重盲検無作為化臨床試験)」だ。
随所に世界初の補聴器の二重盲検試験(医療統計学的には最も厳しい基準で行われた調査)であることが強調されている。
結果は以下の様にまとめることができる。
1)オーディオグラム検査で聴力の回復を客観的に評価すると、期待どおり、個人に合わせて調整してもらうと、正しく補正が出来ている。一方、3種類の設定の中から自分で設定を選んだ群では、音が大きい設定を選ぶ傾向がある。この設定では、騒音に対しては過敏になる。もちろん調整していない補聴器では全く改善はない。以上客観的指標で見れば、当然のことながら自分に合わせて調整してもらったほうがいい。
2)満足度だが、個人に合わせて調整してもらった人のほとんどはほぼ満足し、6週間経った後、補聴器をそのまま買うという決断をしている。一方、全く調整しなかった対照群だけでなく、自分で調整した群も満足度は低くほとんどが、補聴器を買わなかった。
3)買った後自分で調整する群で、値段を3600ドルと告げられた人も、600ドルと告げられた人も、自覚的な改善度は変わらず、ほとんどが結局買わなかった。
予想通り検査を受け、補聴器を買う時には各個人に合わせて補聴器を調整してもらうしかないという結論だが、これを確認するためここまで綿密な検証をよくやったと感心する。
(サイトより引用)
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筆者自身、当たり前の結果だと言っていますが、それを客観的にわかるように示してくれたのは、補聴器フィッティングの信頼性アップにつながりますね!