「スマートテレビ時代における字幕等の在り方に関する検討会」取りまとめの公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu09_02000101.html
総務省では、平成26年1月より同年6月まで「スマートテレビ時代における字幕等の在り方に関する検討会」を開催し、テレビジョン放送のデジタル化による字幕放送の増加、我が国社会のグローバル化、放送サービスの高度化(スマートテレビ)、CMを含む放送番組に対するユニバーサルアクセスの確保といった近年の環境変化や社会的要請を踏まえた「字幕」の在り方について検討を行ってきました。結果を公表いたします。

■多⾔語字幕サービス関係
3 多⾔語字幕サービスの実現に向けた提⾔
(1)NICTの多言語翻訳システムの精度向上
○ 放送事業者の協力も得て、日・英2か国語放送等の対訳文集(対訳コーパス)を充実。
(2)実証実験
<主な検証項⽬>
○多⾔語翻訳システムの性能(性能評価、課題抽出)
○サービスの提供主体や翻訳精度の周知(表⽰)⽅法
○放送部分と字幕部分(通信)を区別する⼯夫・形態
○⼈⼿による補助的な確認・修正プロセス
○クラウドソーシングの活⽤等

(3)スケジュール等
○ 「多言語字幕サービスの実現に向けたロードマップ」を策定し、取組を推進。
○ 「グローバルコミュニケーション計画」(4月11日総務大臣発表)の社会実装の一つとして推進。

■ 字幕付きCM関係
1 字幕付きCMの現状
○ 字幕番組は着実に増加(※2)。一方、放送時間の2割に及ぶCMの字幕は「トライアル」(試行的な字幕付与)のみ(※3)。
※2 NHK、キー局は2017年度に技術的に可能な番組の100%字幕付与の目標を設定。現状で80~90%の水準。
※3 2010年以降、パナソニック、ライオン、花王など10社程度がトライアルを実施。2013年度は7番組程度で実施。

○ 「障害者基本計画」(H25.9閣議決定)で、字幕放送の普及に関し、新たに「字幕付きCM」を明記(※4)。取組の加速化が必要。
※4 「字幕放送(CM番組を含む)、解説放送、手話放送等の普及を通じた障害者の円滑な放送の利用を図る。」

2 字幕付きCMの普及に向けた提⾔
○ 現在の「トライアル」を早期に通常の取り扱いに移行(※5,6)。
※5 現在の暫定的な「ガイドライン」による運用から、通常の「テレビCM素材搬入基準」に基づく運用に。
※6 1社枠の番組(番組の間のCMが特定の1社のみ)から、複数社枠の番組に順次拡大。
○ 放送局設備は、改修時期に合わせて順次字幕付きCM対応のものにする。
○ 民放連、広告業協会、広告主協会の連携の場(字幕付きCM普及推進協議会(仮称))(※7)をつくり、検討会終了後も引き続き課題の検討等を行う。
※7 活動内容の例:字幕付きCMに関連するセミナーの開催、課題の検討、業界内の情報共有等。障害者団体等からも意見を聴取、検討に反映。
○ 字幕付きCMの早期普及に向けて、国は必要な支援策を講じ、その環境整備を行うことが必要。
○ 字幕付きCMの普及推進への道筋を示すため、取組目標や達成時期等を定めた「ロードマップ」を策定。
○ 「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」(2008~2017年度)(※8)は3年後に見直し時期を迎えるため、今回の「ロードマップ」の内容も含めて再検討を行う。
※8 字幕放送等の普及の目標、時期を明記。
(サイトより引用)
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快挙です!
できあがったシステムを変えるというのは多大なエネルギーが必要ですが、それでも社会に字幕が必要だという認識が当然のこととして共有されるようになってきたということの現れだと思います。
字幕CMの進展に力を入れてきた松森果林さんはじめ、月刊ニューメディアの吉井編集長や関係者の尽力に感謝申し上げます!