作曲家の”嘘”と視聴者の期待
http://blogos.com/article/79669/
人生中途で耳が聴こえなくなった作曲家。実は耳の状態悪化で、十数年前から別の人に構想を伝えて作曲を依頼していたことを、本人が明かした。
ニュースのブックマークコメントを見ると、「客が音でなく物語を消費している」「モノを物自身の価値でなく、付加価値(この場合はストーリー性)有りきで消費する」といったコメントに賛同者が多い。
件のセルフ暴露話が、「聴覚障害があるというのは嘘だった」だったらどうだろうか。「物語」で感動していた人は自分の感動の根拠を根こそぎ奪われて、それこそ「裏切られた」という気持ちになるのではないか。肝心のおまけを取ったら何が残るのかと。
(サイトから引用)
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佐村河内守さんの事件で、さまざまな反響が起きています。
彼をリスペクトしてきた一人として、事態を静観したいと思いますが、この記事は、聴者が聴覚障害者に何を求めているのか、一端を捉えていて興味深いです。