増える障害学生への支援 ノウハウ、社会で共有を(京都新聞8/21)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/syuzainote/2013/130821.html
心身に障害があっても、健常者と同様に大学、短大で学ぶ学生が増えている。日本学生支援機構の2012年度調査によると、こうした学生は約1万2千人で、05年度に比べ倍増した。大学全入時代といわれる今、高等教育の現場に、多様な学びの機会を保障する「知のバリアフリー化」が求められている。
京都大で6月、障害学生の支援に取り組む職員や研究者らが初のシンポジウムを開いた。1987年に「京大初の全盲学生」として入学した広瀬浩二郎さん(現在は国立民族学博物館准教授)が入試前から、点字受験や講義での支援について大学側と交渉を重ねた苦労を語ったほか、盲学校での出前授業などに取り組む天文学者の嶺重慎京大教授、京大総合博物館の大野照文館長らが講演。支援を受ける学生たちも意見交換した。
京大は08年に障害学生支援室を開設して専任職員を配置し、点訳や朗読、要約筆記、移動介助などの支援を行っている。要支援の学生はこの5年で3倍の30人に増加。
ただ、日本の全学生のうち障害学生の割合は0・3%。米国が11%、EUが3%を超すことを考えれば、卒業後の進路も含め、受け皿作りは遅れている。
(サイトより引用)
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声を挙げるだけではなかなか変わりません。問題意識を共有した当事者が、継続的に関わっていくことで、次第に変わっていくのですね!
時間がかかりますが、「当事者がいる」のが、確実な方法のようです。