手話を使った行事「楽しい手話」について 大阪府立中央図書館 こども資料室
http://www.library.pref.osaka.jp/central/harappa/25p20tanoshiishuwa.html
大阪府立図書館は蔵書数約255万冊の大規模図書館。こども資料室は、正規職員3名と1名の嘱託職員で児童サービス全般を担当。

<開催までの経緯>
平成20年4月に手話通訳者が館に配置されたことにより、秋には各室から委員を選出したデフサービスチームが発足。職員向け手話研修を開始。カウンター職員がよく使う問答集をまとめた手話ハンドブックの作成と各カウンターへの配置、主要な館内サインの手話イラスト併記等を行った。また、防災訓練時には、全職員対象に聴覚障がい者を誘導する際の注意点について説明し、危機対応時の基本的な手話を練習した。

大阪府立中央図書館の手話イラスト
$『いくお~る』 聴覚障害に関する情報ブログ-大阪府図書館手話キャラ

平成21年夏、こどもを対象とした「手話教室」スタート。平成22年1月より名称を「楽しい手話」と変更。手話の習得よりも、こども達に手話に親しんでもらうことが目的。

開催日は土曜日、こども向け行事の定例おはなし会(14時から14時半)後の、土曜日15時から30分間、月2回とした。
事前申し込みは不要。会場である「おはなしのへや」(約28平方メートル)に収容可能な限り受け付ける。名札はリピーターが少ないので中止した。

23年度は絵本の手話つき読み聞かせを実施。これは、枚方市立中央図書館の手話つきおはなし会をモデルにしたもの。司書が短めの絵本、講師が長めの絵本に、各自で手話をつけて読み聞かせし、最後に司書の読み聞かせに講師が手話をつけた。繰り返し部分や簡単な単語などは、一緒に手を動かしながら聞いてくれた。その後、絵本に出てきた単語をいくつかピックアップし、みんなで一緒に手話で表現した。

聴覚障がい児とその家族がリピーターとして参加してくれるようになったため、健聴児と一緒に楽しめるように、全ての説明に手話通訳をつけた。他にも、聴覚障がいを持つ親と子ども、元聴覚支援学校教員など、手話を使う人の参加が増え始めている。
まだまだ試行錯誤の段階であるが、他の図書館からの見学もあり、利用者からの問い合わせも多い行事となっているので、今後も大事に育てていきたいと思う。
(サイトから引用)
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うーんすばらしいです!
ただなんだか難しいことをやってるみたいですねえ。吸収力旺盛な子どもとはいえ、大人の真似をするのはかなりの集中力の持続が必要です。
ろう者は相手の理解にあわせて、表現をわかりやすく変えることが得意なことが多いと感じているのですが。ろう者はいないのかな。