平成23年版 消防白書
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h23/syoubouhakusho_h23_mokuji.pdf
平成23年度消防白書が公表されています。聴覚障害者の防災面からも興味深い記述がいろいろあります。
以下白書の内容から、聴覚障害者に関係する部分をピックアップ。

※抽出1 平成23年4月1日現在、「位置情報通知システム」や「統合型位置情報通知システム」により、携帯電話等からの119 番通報時に位置情報を把握できる消防本部数は、474本部(うち固定電話と携帯電話の統合型171本部)となっている。

※抽出2 住民への防災情報伝達手段の改善
屋外スピーカーの放送では風雨音や雨戸等による遮音により聞こえづらいという問題が指摘されており、戸別受信機については、放送時に受信機から離れていると放送を聞き逃してしまうおそれがある。さらに、音声放送では難聴者に伝わらないなどの問題もある。
災害情報や避難情報を誤解なく理解しやすい内容で住民に提供するための「警報伝達システム」の開発を行った。本システムは、分かりやすい広報文案を作成できる「防災情報文章作成システム」及び性能の優れた受信端末装置で構成される。
また、「警報伝達システム」の受信端末装置として視聴覚障害者等にも確実に情報が伝わるようにするため、音、振動、光等により警報を発することのできる装置の開発も行った。さらに、全国瞬時警報システム J-ALERTから伝達される情報を警報伝達システムに受け渡す仕組みについても検討を行った。
(サイトから引用)
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第I部で東日本大震災について取り上げています。
第4章で、自主的防災活動の中に外国語・手話の通訳がいたことにも触れられています。

引用した防災情報伝達手段の改善について、視聴覚障害者向け端末の開発には聴覚障害者が関わっているのでしょうか、ちと心配です。

ところで目次のサイト、オガワのMacからだとPDF埋め込みのリンクがうまく飛ばないのですが、URLは以下のようになっています。
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h23/1-1.pdf
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h23/1-2.pdf
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h23/2-★.pdf
以下、★印のところが2-2.pdf
2-3.pdf

となるように数字を入れると、各頁に飛びます。2-6.pdf まであります。