竹内邦雄賞:「中途失聴者」に 明石さん「短歌は生きる希望」--県歌人協会 /香川
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20100818ddlk37040484000c.html
県歌人協会(石原光久会長)は17日、優れた新人に贈られる「竹内邦雄賞」に、さぬき市寒川町の明石節子さん(71)の「中途失聴者」を選んだと発表した。明石さんは「大変光栄の一言。耳が聞こえないことを明かすことに抵抗があったが、覚悟を決めて応募して良かった」と語った。
明石さんは48歳で短歌を始め、51歳のころ、ひどいめまいに襲われ聴覚を失った。悔しさや怒りを短歌にぶつけると不思議と落ち着き、今では「生きる希望」という。
作品は、聴力を失った生活を自然に書き上げた「手話をする顔の表情手の動き見てゐる中途失聴者のわたし」などの20首で構成される。選考委員からは「覚悟や諦観(ていかん)を感じる。(聴覚を失ったことを作者は)大切に味わっていて感動がある」と評価された。
(サイトから引用 情報提供:gotoda様)
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すばらしいです!手話の習得には時間もエネルギーも必要ですが、困難さを感じながらも前向きに受け入れようとする意思の力を感じます。作品の中に明石さんの覚悟が存在しています。そんなことを感じた元文学青年の編集子でした。