「聴覚に障害のある子どもたち」への人権侵害!?
人工内耳は補聴器と同じく「聴覚口話教育」をよりどころとして効果を上げようとしています。
施術はますます低年齢の「聴覚に障害のある子どもたち」を対象とするようになってきました。
しかし聴音訓練からスタートしなければならず、効果が疑問視されています。
加えて「聴覚に障害のある子どもたち」は自己決定権が行使できず、人権侵害の恐れがあります。
最近の新聞報道に見られるように、コクレアはろう学校教諭だけでなく、医師などの抱き込みに懸命になっているのでしょう。いかに売り込むかが社の存亡をかけた重大な意味を持っているからです。
施術の決定権を握る保護者は、ろう者や「聴覚口話・障害者」の実態をほとんど知らないと思います。「耳で聞く、口で話す」ことだけを重大視し、それ以外の「いかに生き甲斐と希望を持って社会に生きるか」が忘れられています。
聴覚にかなりの障害があれば、手話を言語として使うのが自然であり、それが自由に使える「ろうコミュニティ」の存在が大切です。対象となる「聴覚に障害のある子どもたち」の幸せとは何か、よく考えてほしいのです。
(北聴・第183号 北海道新聞の報道と関わって(3) 高田英一氏原稿から引用)
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「いくおーる」と情報交換している、(社)北海道ろうあ連盟の会報に掲載されていました。大変示唆に富む内容です!
「聴覚に障害のある子どもたち」への人権侵害の恐れがあると明記されたこと、自然な言語環境を与えなければ、そうなると思います!

人工内耳を使えば30dB前後の音が入るそうですが、それで自然な言語環境が得られるのかどうか。もし発声訓練とかしなければならないとしたら、それは自然とは言い難いのでは。
30dBうーん…オガワは小2から補聴器使い始めましたが、そのとき60dB前後。補聴器を使ってたぶん30dB近くには改善されてたはず。しかし言葉の聞き取りは感音性難聴で、特にサ行とかの高い音の聞き取り、全然わかんなかったっす。
このあたり人工内耳ではどうなのか、知りたいですね。