人工内耳スピーチプロセッサ/サウンドプロセッサのアップグレード指針(ACITAの会 )

 

ACITAは、一定の使用期間(例えば5年)が経過し、使用中の機種から新型機種への交換により治療効果の向上、社会生活の向上が期待できる場合、新型の人工内耳用音声信号処理装置を、健康保険適用下で処方してもらえるよう要望していました。

このたび、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会から、2024年2月15日付けで「人工内耳スピーチプロセッサのアップグレード指針」が公表されました。
この指針は、聞き取り検査結果の基準の妥当性の検証、基準への社会生活の向上(機能、使い易さ等)の追加等課題は残っているものの、使用期間が5年以上経過後、「単語」の聞き取り検査の結果が一定基準を満たす場合、新機種を健康保険適用下で処方可能とするとの画期的な内容となっています。(※厚生労働省「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」の「090 人工内耳用材料」においても同様の条件が記載されました。)

この指針が示す基準を満たす可能性があり、新機種への更新を希望される方は、病院にてご相談ください。

(サイトより引用)

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厚労省の保医発 0305 第8号
令和6年3月5日「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」(項目番号090 人工内耳用材料 に記載)で6月1日から適用されています。

すでに、破損した場合は保険適用で交換できることになっていましたが、アップグレードが必要な方に朗報ですね。