山根です。

 

今回のテーマは

「トリガーポイントに対する対処方法」です。

 

トリガーポイントは、

ほとんどの人に出現している筋肉のしこりです。

この塊が、活性型になると痛みの発生源となります。

 

前回はトリガーポイントの基本的なところと

痛みが慢性化するメカニズムについてお話ししましたが

今回はより詳細と、具体的なケア方法についてお伝えします。

 

本日の内容はこちらの動画にまとめてあります⇧

 

 トリガーポイントの特性を理解して、痛みのない体へ

 

体が発する「コリのSOS」を見逃さないためのポイント

トリガーポイント(筋硬結)は、体の負担を伝える

筋肉が発する明確なサインです。

 

その特徴を理解することで、

不調の根本原因を早期に発見できます。

まず形成部位について。中心トリガーポイントは

筋線維の中心部に、付着部トリガーポイントは

筋肉の付着部付近に形成されます。

 

興味深いのは、キートリガーポイントが最初に現れると、

同じ筋肉や他の筋肉にサテライトトリガーポイントが

次々と形成されていくことです。

つまり、筋肉のしこりは放っておくと

連鎖的に増えるということです。

 

重症度は刺激の有無で判断できます。

潜在性トリガーポイントは刺激がないと局所痛や関連痛がありません。

一方、活動性になると自発的な局所痛や関連痛が現れます。

最も重要なのは、

「筋肉のコリが発言する背景が『動きの悪さ』にある」

という点です。単なる筋肉の緊張ではなく、

体の動きの質の低下がトリガーポイント形成の根本原因。

つまり、コリは体からの「動きを改善して」というメッセージなのです。

 

 痛みを繰り返すと、脳が痛みを学習してしまう

 

慢性痛の最も厄介な側面は、

脳が痛みを学習してしまうことです。

一度この学習が起きると、

単純にトリガーポイントを揉んだり押したりするだけでは

根本的な解決が困難になってしまいます。

 

痛みの記憶は、持続的な侵害受容性の嫌悪入力によって構築され、

期待値と条件付けられた恐怖回避の経験に基づく

適応として脳に刻まれます。

 

つまり、脳みそは予測で勝手に痛みを作り出します。

 

痛みの慢性化は3つの段階を経て進行します。

第1段階の「繰り返しの痛み」から始まり、

第2段階では「恐怖と回避」が生まれ、

痛みを引き起こす可能性のある活動に対する

恐怖が発達し、回避行動につながります。

 

そして第3段階では「回避行動の習慣化」が起こり、

痛みを避けるための身体活動を避けることが習慣となり、

身体的な表現力が低下していきます。

つまり、脳が学習を起こす前の早期ケアこそが、

回復を早める上で最も重要なポイントなのです。

 

 やはり大切なのは「運動」「休息」「栄養」

 

トリガーポイントの予防と改善には、

「適度な運動」が最も効果的です。

ここでいう適度とは、

科学的根拠に基づいた具体的な運動プログラムを指します。

 

まずストレッチについて。

30-60秒間の持続的ストレッチを週3-5回行うことで、

筋膜の粘弾性が改善され、トリガーポイントの症状が軽減されます。

持続的な伸張刺激により筋線維のリモデリングが促進され、

筋肉の柔軟性が向上するのです。

 

有酸素運動も重要な要素です。

最大心拍数の60-70%程度の中強度運動を継続することで効果が最大化されます。

全身の血流が改善され、組織への酸素供給が増加し、

脳内で内因性オピオイド(天然の痛み止め)の分泌が

促進されるためです。

 

等尺性収縮運動では、トリガーポイント周辺の筋群を

段階的に強化することで、筋肉の持久力を向上させ

疲労による筋硬結の形成を予防します。

 

つまり、運動は単なる健康法ではなく、

トリガーポイントの根本原因である

筋肉の機能不全を改善する治療といえます。

 

より詳細な内容は、ぜひYouTubeをご視聴ください。

 

スタジオルーツ宮古では、YouTubeやブログを通じて、

不調に悩まされない体つくりに必要な情報をお届けしております。

ぜひ他の動画やブログ記事もご覧ください。

また、ご来店時にはあなたに合った

ライフハックをお伝えしています。

 

【初回の方限定】お得な割引キャンペーン実施中!

 

現在、スタジオルーツ宮古では

「初めての整体だから不安…」

「自分に合うのか心配…」

という方のために初回限定の割引キャンペーンを実施中です。

ぜひ一度ご来店いただき、本来の体の軽さをご体感下さい。

 

 

スタジオルーツ宮古は

宮古駅から徒歩6分、宮古市役所から徒歩10分

駐車場完備