今回のテーマは
「あぐら姿勢はカラダにいいのか」です。
前回は、胡座の研究について複数ご紹介しました。
今回は、結局いいの?わるいの?という結論を
まとめております。
結論から言うと、
「カラダの歪みがなければとてもいい姿勢」
です。
では、最後までご覧ください。
本日の内容はこちらの動画にまとめてあります⇧
胡座は椎間板にストレスを与える姿勢かもしれない
健康的な座り方として推奨されることもある一方、
カラダの歪みを助長するなどの声もある胡座姿勢。
腰痛の研究を見ていくと、
椎間板にとって意外なリスクを抱えている
可能性があぐら姿勢にはあります。
研究データによると、
立位時の椎間板内圧を基準とした場合
リラックスした椅子座位では
約67%の圧力増加に留まるのに対し、
前屈みの座位では167%もの圧力増加が
観測されています。
正しい姿勢で椅子に座れば
立っているときと負荷は同等になります。
ところが胡座の場合、前屈みになって
椅子に座ったり床に座ったりすると、
椎間板の中心部である髄核と外側部である
線維輪の両方に、立位や正しい椅子座位と比較し
有意に高い応力が発生することが確認されてます。
特に床座位においては、前屈みの椅子座位よりも
さらに高い応力値が記録されています。
この結果は、胡座が腰椎の自然な前弯を減少させ、
椎間板への負担を増加させることを示唆しています。
健康のためと思って取り入れている習慣が、
実は腰部構造に過度なストレスをかけている
そんな可能性があるのです。
あぐらで腰が痛くなる場合の3つの工夫
適切な工夫により、腰にストレスをかけずに
胡座姿勢を取ることができます。
まず、壁を背もたれにする方法です。
壁に背中をつけて胡座をかくことで、
腰椎の自然なカーブを保つことができます。
PT(理学療法士)のJohn Gallucci博士も
壁をサポートとして使い、
背骨を壁に当てての胡座を強く推奨しています。
次に、クッションやブランケットの活用です。
折りたたんだブランケットの端に座ることで、
お尻が高くなり腰への圧力を減らせます。
この簡単な工夫だけで、
椎間板にかかる負荷を大幅に軽減できます。
そして最も理想的なのが正座です。
正座は適切な脊椎アライメントを維持するのに
最適な姿勢の一つとされています。
背骨が柔軟であれば、あぐらでも腰の負担を減らせるかも
胡座の健康への影響を考える上で重要なのが
「胸椎の柔軟性」です。
ヨガでも重要視されている部位です。
胡座を対象とした研究はまだ限られているため、
あくまで仮説段階ではありますが、
最新の脊椎研究から興味深い知見が得られています。
胸椎が硬い場合、腰椎椎間板ストレス、腰椎可動域、
L5椎間関節ストレスがすべて増加する一方、
胸椎が柔軟な場合はこれら
すべてが減少することが確認されています。
具体的なデータを見ると、
L4/5レベルでの屈曲時において、
硬い胸椎と柔軟な胸椎の差は可動域で0.7度、
椎間板ストレスで0.0179 MPaとなっています。
これらの数値は一見小さく見えますが、
日常的な積み重ねを考えると
決して無視できない差です。
結論:背骨と股関節が柔軟であれば胡座はカラダにいい
これまでの研究データが示すように、
胸椎の柔軟性は腰椎への負担を大幅に軽減し、
股関節の可動域が十分であれば
無理な代償動作を避けることができます。
つまり、胡座で腰が痛くなる方は、
身体の柔軟性不足が原因である可能性が高いです。
その硬さの原因は長時間座り続ける生活習慣にあります。
「胡座は腰痛リスクが高いからやめとこう…」
ではなく、「胡座を快適にとれる体を目指そう」
という考えも持っていただけると、
いつまでも健康な体を維持できると思いますので
日々の体のメンテナンスを意識しましょう!
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