
関節の硬さ、筋肉のコリは根本的な原因ではない
先日、理学療法士・作業療法向けにオンラインセミナーを開催しました。
いつもお世話になっているエポックさん主催です。
整形疾患に対する治療というテーマで、
5回コースでお話させていただいています。
整形疾患とは、
骨折などの外傷や関節の変形
ヘルニアなどを指します。
症状には多くの場合、
一次症状と二次症状があります。
一次症状が足の骨折だとするならば、
二次症状は「変な歩き姿勢を続けたことによる腰痛」などが挙げられます。
基本的に病院は器質的要因である一次症状を治療します。
症状が長引く、違和感が続く場合などは、
機能的要因である二次症状が解決してない場合があります。
なので、まずは人間の身体機能というものを
細かく評価する必要があるのです。
ということで、今回は
「視機能」について深掘りしていきました。
専門家以外にもわかるように
少し情報を簡易化してシェアします。
制御システムが故障するとフレーム(筋肉や関節)が壊れる
姿勢は、感覚情報によってバランス調整され
筋肉により動かされ
動いた結果が脳に蓄積し、次に生かされます。
この繰り返しによって精度を高めていく仕組みを
「姿勢制御システム」と言います。
なので、
姿勢の悪さは筋肉をどうこうするだけで
解決する問題ではないのです。
いろんな要素が姿勢に影響するのですが、
その中でも意外かつ影響力の大きいものが
「目の能力」です。
「目から入る情報」は、生き抜く上で
優先順位が高いため「目の機能」を優先します。
これ以上は複雑な解説になるのでやめますが、
目の機能とカラダの構造は相互に影響し合うということです。
こういった「感覚情報」がそもそもずれていると
姿勢や動作がぎこちなくなり
故障の原因となるのです。
理想の姿勢・動作とは?
手前味噌ですが、
姿勢・動作に対する解釈の違いが
スタジオルーツが結果を出せる要因だと考えています。
なのでこのように、全国の療法士や運動指導者に向けて
セミナーを何年も繰り返し開催しています。
では、目指しているカラダの状態はどんなものなのか。
こちらです。
生物は構造上、カラダの中に空間を保っています。
この空間が潰れたり、バランスを崩すと
適切な「圧力」を作り出すことができなくなります。
結果、エネルギー効率の悪い動作、循環不良をきたし
「カラダの不調」を引き起こします。
人間の体は
・血圧
・脳圧
・胸腔内圧
など、圧力によって循環コントロールが行われています。
これら機能を発揮できる身体に整えているのが
スタジオルーツで行っている施術であり、
健全なカラダの状態として目指すべきゴールです。
スペースの崩れが、体調や容姿を左右する
例えば口の状態。
よく「口呼吸はだめ」「歯並びが悪い」
これらの問題が挙げられますが、
元を辿ると原因は一緒で
「口腔スペースの崩れ」です。
そして、口腔スペースの崩れは目の機能に影響します。
なぜなら、目玉は上顎骨の上にのっているからです。
その他、骨盤の問題についても解説させていただきました。
ざっくりいうと
現代人はチンパンジーの骨盤に似てきててヤバイ
という話です。
これも、骨盤矯正動向の次元の話ではないので
私自身も含め、専門家がより深いレベルで
「人間の身体システム」を学び続ける必要があるなと感じる次第です。
痛みのケアには
適切なケアが欠かせません。
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