
仙腸関節痛が坐骨神経痛を起こす理由
山根です。
今回は
「仙腸関節痛が坐骨神経痛も同時に引き起こす理由」
についてお伝えします。
仙腸関節痛という言葉を
初めて聞いた方もいると思います。
出産後の女性に多く発症する特徴がありますが、
性別関係なく、
座り方が原因で起こす事があり、
実は坐骨神経痛を引き起こす元凶でもあるのです。
その理由と予防方法をご紹介しますので
毎日デスクワーク中心の生活をしている方は
ぜひ最後までご覧ください。
仙腸関節と坐骨神経痛の関係性について
結論からお伝えしますと
坐骨神経痛と関わる理由は
炎症による腫れで坐骨神経を
圧迫するためです。
仙腸関節痛とは
真ん中の“仙骨“とハート型の“腸骨“の
関節を仙腸関節と言い、
ここに炎症が起こり痛むことを
“仙腸関節痛“と言います。
炎症が起きる原因としては
①骨盤アライメントが崩れ、関節の負荷が増す
②腰を丸める、横に反る、ねじる動き
①は産前、産後の方に多く
②は背中を丸めるデスクワーカーに多い傾向で
①は以前にもまとめていますので、
今回は②について深掘りしていきます。
デスクワーク中は背中を丸める姿勢が
楽なためやりがちになり、すると
仙腸関節に物理的な負荷がかかります。
痛みのメカニズムを知っておくと
予防にも繋がりますので
こちらをご覧ください。
関節は捻る力に弱い
よく膝や腰など、関節が痛い方に対して
「体重を減らしましょう」とアドバイスされると思います。
しかし、関節は重さに対してはある程度の
耐久性を持っています。
*でないと力士は生きていけません。
実際に関節の問題が起きる原因は、
ねじる力、横ずれする力(剪断力)にあります。
ではどんな時に捻れるかと言いますと、
動作をしている場面全般です。
立ち上がり方
歩き方
座り方
全ての局面において「関節に剪断力がかかっていないか」
を評価します。すると、やはり腰痛や肩痛、膝痛など
どこかしら関節を痛めている方にはほぼ
剪断力のかかる動作のクセが見て取れるのです。
仙腸関節も同様で、
座り方次第では剪断力が生じ
炎症が起きてしまいます。
背中を丸めた姿勢は楽と感じますが
関節に寄りかかる姿勢なので
仙腸関節には大きなストレスです。
座る姿勢の意識1つでも痛みは軽減しますので
次の座り方をお試しください。
◯◯を立てる座り方
さっそく楽な座り方の3つのポイントをお伝えします。
①坐骨を立てる
骨盤の下側につく、手で触れる骨が坐骨で
坐骨をイスに立てるイメージで座ります。
②股関節、足首は90度
図のような90度のポジションが理想的です。
③足裏をべったり床につける
足首が90度を作れると
自ずと足裏が均等につきます。
机やイスの高さが合わない方は
高さ調整をし環境を整えることをオススメします。
・踏み台を足下に入れる
高さ変更できる踏み台もあります。
↓
https://item.rakuten.co.jp/sanwadirect/100-fr010/
・イスの座面高さをクッションなどで変える
始めはクセで上手く行かないと思います。
道具を使うだけなら簡単なので
良い習慣を保つポイントでもあります。
まとめ
・仙腸関節の炎症が坐骨神経を圧迫する
・関節は捻れる負荷に弱い
・道具に頼って楽にいい姿勢を作ろう
坐骨神経は尻から足先まで伸びるため、
下半身のどこで問題が起きても
併発することがあり、
一部だけケアしても改善されないのは
元凶が別にある、ということでもあります。
当店が全身を施術するメニューしか設けないのも
こういった理由が関係します。
痛みのケアには
適切なケアが欠かせません。
辛い症状でお悩みの方は
期間限定で初回お試し価格(50%オフ)
にてご案内しておりますので、HPをご覧になってから
お申し込み下さい。