
迷走神経がバランスをとっている
「慢性疼痛」について解説するシリーズ
5回目のテーマ
自律神経
の後編となります。
つまり、慢性疼痛解決の鍵は
自律神経の安定
とお話ししましたが、
今回はもう少し踏み込んだお話しのシェアとなります。
カラダの数ある中でも重要な神経「迷走神経」
突然ですが、
迷走神経をご存知でしょうか?
迷走神経は、書いて字の如く
脳から内臓まで広範囲に張り巡らされている神経です。
主に恒常性といって、
バランスをコントロールする役目を担っています。
特に「呼吸」と「内臓」の働きに関係が深く、
迷走神経が問題を起こしていると
呼吸は浅くなり、内臓機能は低下します。
迷走神経が問題を起こす原因
迷走神経が問題を起こす要因はざっくり4つ。
① 神経の圧迫・虚血・外傷
② 生活習慣・食事
③ 姿勢緊張
④ 脊椎のトラブル
・食生活が悪い
・姿勢が悪い
よく指摘される点ですが、
やはりこれらによって問題を起こします。
時間をかけて問題を起こしているため、
一度バランスを崩すと改善までは
長い期間を要します。
改善方法は?
重症度によってはセルフケアで
間に合わない事もございますので、
その際は一度施術時にご相談下さい。
セルフケアとしては5つ、有効なものをご紹介します。
①深呼吸
定番ですが、それだけ重要という事です。
ポイントは、たくさん吸って吐くよりも
長く吸って、止めて、吐くです。
たくさん吸って吐くを意識すると、
過換気となり逆効果です。
スキマ時間、外の空気が綺麗な場所で実践しましょう。
②適度な運動
適度に運動することで、心拍数を変化させる事ができます。
この刺激により、心拍が安定し迷走神経がリラックスします。
③抗酸化対策
美容に気を遣っている方は聞き馴染みがあると思います。
カラダの中で発生する「活性酸素からのダメージ」
これが迷走神経にとって一番の大敵です。
抗酸化物質を賢く摂取することで
アンチエイジングにもなります。
④水シャワー
⑤マッサージ
まとめ
迷走神経がとにかく大事。
内臓の状態と持ちつ持たれつな関係にある。
長期的に意識することで改善していく。
不調の陰には、大なり小なり
自律神経のコンディションが影響しています。
ぜひ自分なりのルーティンを作って
セルフケアをしてみてください。
今現在、辛い症状でお悩みの方