
運動をすると、痛みを抑制する物質が分泌される
YouTubeにアップロードした内容を元に
「慢性疼痛」について解説するシリーズ④です。
慢性疼痛改善のステップとして
マインドセット
脳の機能
栄養
と解説していきましたが
今回のテーマは「運動」です。
ブログ、YouTube
様々なところで「運動が大切」とお伝えしていますが
その理由についてまとめております。
慢性疼痛は神経の問題
慢性疼痛は5人に1人が悩んでいる症状であり
3ヶ月以上続く痛みを指します。
慢性痛は湿布や薬では効果がなく、
ペインクリニックや神経内科が対象となりますが、
残念ながら宮古市では
慢性痛を専門的に取り扱える医院はないようです。
(専門領域であるため、全国的にも少数)
例えば、肩の痛みや腰痛が長く続いていると
その痛み情報を伝達する神経回路が
より強く、過敏になります。
結果、痛みが継続→さらに悪化
という負のループに陥っている状態が「慢性化」です。
傾向として、男性よりも女性
肉体労働者よりもデスクワーカーの方が
慢性疼痛を抱えるケースが多いとされます。
運動で代謝を効率化
シリーズ②,③のおさらいです。
不調を抱えている人は総じて
脳を正常に働かせる事が重要です。
ですが、特に慢性痛の場合は
大きな影響を受けています。
また、内臓疲労を起こして消化吸収が
悪くなっているケースも多いです。
断食(ファスティング)によるリセットが流行っていますが、
断食に耐えられるだけの内臓力を持っているのかどうか
向き不向きの確認が必要です。
それよりも安全な
消化吸収の負担が少なく、エネルギー効率のいい
白米を大量に食べてのリセットを推奨しています。
エネルギーを補給することで、
脳が正常に働く事ができます。
そしてさらに、運動が加わると
脳機能が活性化します。
具体的には
-海馬の活性により、ストレス反応を抑制し
心理ストレスが緩和
-適度に肉体が疲労することによる
熟睡効果
-筋肉運動と体温上昇による
血流の改善
-運動負荷による
ドーパミンやエンドルフィンの分泌
これらは総じて、脳にいい影響を与えます。
そして、専門用語にはなりますが
▶︎脳報酬系
▶︎内因性鎮痛系
▶︎中枢性疼痛抑制系
という、痛みを抑制する働きが正常に働き
慢性疼痛という負のループから抜け出す事が
できるのです。
このように「運動」には
実は重要な役割があり唯一の方法なのです。
運動以外に改善する方法があったら教えて下さい。
難しい運動は必要ない。
ではどんな運動をすればいいの?
今日の本題です。
以上のように、ランダム比較試験の研究データとして
ある程度の結論が出ています。
ざっくりまとめると、
強度とか種目はなんでもいいから
慣れたやつを数ヶ月継続しましょう
となります。
強いておすすめするとすれば、
・ヨガ
・ピラティス
・太極拳
のような体の内観力を高めながら
心にも働きかける系の運動が最適です。
特にヨガは、世界的に見て実践者も多いため
研究データが豊富で多くのメリットが実証されています。
ある程度動きや体の使い方が分かると、
自宅でも畳一畳スペースで実践できるので
継続できるものとしては優秀です。
ちなみに、2ヶ月の継続で顕著に
疼痛軽減効果を体感できるとあります。
まとめ
結論としては、
「運動」はやはりマスト
という事です。
しかし朗報、運動強度は割となんでもいいとの結果があるので
15分早歩きど軽い運動から始めてみて下さい。
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