TODAY'S
 
再発を繰り返す痛みは、ただの痛みじゃない

 

今回は、YouTubeにアップロードした内容を元に

「慢性疼痛」について解説します。

 

痛みが3ヶ月以上続く場合、または

長く再発を繰り返す場合に

「慢性疼痛」と定義されます。

 

日本国民の5人に1人は抱えていると言われる

慢性疼痛についてシェアしますので、

腰痛や肩痛、坐骨神経痛やヘルニアの痛みに

お悩みの方はぜひご参考ください。

 

痛みは感覚であり、感情である

 

少し難しい話なのですが、

人間の体は必ずしも

損傷したら痛むわけではないのです。

 

例えば、腰痛のない80歳のおじいちゃんを100人集めると、

8割くらいにヘルニアが見つかります。

つまり100人中80人がヘルニアだけど、腰が痛くない

という事です。

 

人間の関節は消耗品なので個人差はあれど

全員が摩耗し、変形するのです。

 

しかし、痛みが出るか出ないかは人それぞれなのです。

 

では痛みとは何なのか。

それを示しているのが下記の図です。

 

ざっくりいうと、

「損傷」と「神経のトラブル」と「気持ち」の掛け合わせで

痛みを認識するかが決まります。

 

例えば世の中には

「痛めつけられることが気持ちいい」という方がいます。

勘違いされがちですが、これは痛いのが気持ちいいのではなく

本当に気持ちいいわけです。

 

つまり、その刺激を受けた当人の解釈次第で

痛いか気持ちいいか差が出るのです。

 

 

何が言いたいかというと、

「痛みに対してどう認識しているか」

または

「組織の損傷や怪我に対してどう認識しているか」

で痛みの度合いが大きく変わるのです。

 

昔の医学では「組織の損傷」ばかりに目が入ってましたが、

 

2020年に国際疼痛学会(IASP)は

41年ぶりに『痛みの定義』を改訂し、

 

「痛みは、実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験」

 

としました。

 

心理的な要素、そして認知領域の問題が

痛みのファクターであると示唆されているのです。

 

心を強くするのではなく、知識をつける

 

「じゃあ気持ちの問題なのか!」

と言われるとそれも暴論で、

痛みに悩んでいる方に「それはメンタルの問題」

とは言えません。

*平気でそう語るセラピストがいるのも事実…

 

心の問題というよりも、認識の問題が強いと感じています。

ヒアリングしていて感じるのは、

「自分の体は一体このままどうなっていくのだろう」

という不安を大なり小なり抱えている方が多いと感じます。

 

これは、

- 病院で大した説明をされなかった

- どの情報が正しいのか分からない

- セラピストによって言うことが全然違う

 

と言うシステムの問題にある気がします。

 

 

あなたのその痛みの原因、自分なりにどう解釈していますか?

言語化しようとすることで初めて、

ちゃんと考えたと言う方も多いと思います。

 

それくらい意外と人というのは

「物事を漠然と考えているようで考えていない」

のです。

 

人間は、想像できないものに対し強い恐怖を抱きます。

生活においても、健康においても

一定の知識を入れておく事が最良の自己防衛です。

 

不摂生、暴食タイプは朝抜きでOK

 

慢性疼痛を語る上で出てくるのが

痛みの恐怖-回避モデル

と呼ばれるものです。

 

一言で表現するならば

負のループです。

 

慢性痛の方は負のループにハマっているので、

痛み止めや筋肉のコリをほぐしたところでどうにもなりません。

 

そもそも慢性痛の機序は、怪我や損傷の痛み機序と

全く別物なので聞かないのは至極当然のことなのです。

 

まずは正しく「痛み」を理解すること。

これが痛みから解放される唯一にして確実な方法です。

 

 

痛みのケアには

適切なケアが欠かせません。

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