今回は腰部脊柱管狭窄症についてシェアします。
腰部脊柱管狭窄症は60歳を超えると診断されることが多い疾患です。
腰部脊柱管狭窄症はどんな状態で起きているか、どんな対策をすればいいか簡単にご説明します。
この症状が出ていると腰部脊柱管狭窄症の可能性があります。
・しばらく歩くと痺れやだるさがでて、休むと回復する。
・立っていると下肢の痺れや痛みがひどくなる。
・前屈みや座ると楽になる。
・後ろにそる事ができない。
・腰痛よりも下肢の痛みや痺れが辛い。
・足の両側に痺れや痛みがある。
・下半身に力が入らない。
・お尻に痺れや火照りがある。
・便秘、頻尿、尿漏れ、残尿感など排便、排尿障害がみられる。
該当するものはあったでしょうか?
このように腰部脊柱管狭窄症は腰よりも足の方に症状が出ることが多く、
大体50歳代から増え始め、60代70代で多く見られます。
加齢による背骨の変形や靭帯が厚くなり神経を圧迫して痛みや痺れを出します。
原因が加齢?とは言いますが加齢が原因とはどうゆう事か。
加齢が原因だとすると、全員狭窄症と言う事になりますが、実際は違います。
加齢に伴う他の要因がある事で狭窄症になる可能性が出てきます。
加齢、老化に関してヒトの脳細胞や筋肉は100歳でも新しく作られると言われます。
そうなると歳をとって脳細胞や筋肉量が少なくなるのではなく
歳と共に
食が細くなり・運動する機会が減り・新しい学びが少なくなります。
骨や関節は消耗品なので
加齢と共に変形はしていきますが
活動だけは維持できる所でもあります。
症状別の分類に関しては大きく3つに分かれています。
①神経根型
→神経の根っこを圧迫されて痛みが出ます。
→片側の足に痛みや痺れが出ます。
②馬尾型
→神経根よりも内側にある神経の束が圧迫されると痺れが出ます。
→手術以外の方法では解決するのが難しい症例です。
→馬尾神経の症状は後遺症として残りやすいです。
→両足、臀部、会陰部の痺れが起きます。
③混合型
→神経根も中枢にある神経の束も圧迫されている場合には痛み+痺れの症状が出ます。
→生活の支障が大きく出てくるので早めのに病院への相談が必要です。
この症状が出てたら早めに病院へ行きましょう。
・感覚麻痺(温冷感、触った感覚がわからない)
・排尿、排便障害が出ている。
・50メートル歩くのがやっと。
・5分程度経っているだけで痺れや痛みがある。
特に馬尾神経型の症状に関しては後遺症が残りやすいので早めの対処をしておくと良いです。
2つの手段があります。
①保存療法
運動療法・ホットパック・薬物療法があります。
・運動療法
この中でも運動療法が一番確実と言われています。当店では整体なので徒手的なアプローチで周囲の緊張を取る事で痛みの緩和させる事
もできますがやはり運動する習慣をつけて頂く事をオススメします。
・ホットパック/薬物療法
物理的に血流を改善して症状を軽減させる方法があります。
『手術が必要です』と言われた方でも25%の方は症状が軽減しているデータもあります。
②外科治療
しばらく歩くと痺れが出るなどの症状がある方の改善率は高いと言われています。
長期的にみると足の症状は70%の人が再度症状が出てくると言われています。
手術した後も症状が残っている事が多く、一部の症状改善は見られますが痛みなどは残りがちです。
症状が残っている方は狭窄症が痛みの直接的な原因ではなく
構造上の問題の可能性もあり、筋肉にストレスがかかることで
問題を起こし痛みを出している可能性もあります。
必ずしも変形=痛みではないというのが論文でも多く証明されています。
この場合は筋肉をどうにかする事で腰痛が軽減できます。
やってはいけない事
・反る動き
厳密に言うと反る動きに関しては行っても良いのですが、
狭窄症の症状が出ている方はそもそも反る動きが上手くない場合があるので、
日常の中で反る事は控えましょう。
日常生活で工夫するやり方としまして3つご紹介致します。
①仰向けに寝る。(膝を若干曲げる)
②『いい姿勢』をとらなくても良い。
③片足を上げておく。
このようにちょっとした工夫で症状を軽減する事ができます。
まとめ
①現状を見極める
→神経根型=痛み=セルフケアor受診
→馬尾神経型、混合型=早めに受診
感覚麻痺や排泄障害がある場合も早めに受診
②対処方法を理解する。
・運動療法
・ホットパック
・医療的処置
③自分でできる範囲でケアをする
・ストレッチ
・トレーニング
・心身ケア
何をすれば楽になるのかを試して情報を蓄積していきましょう。
ケア方法や食生活を具体的にどうしていけば良いか、良い姿勢になる為のエクササイズのやり方を教えて欲しい!などの質問、問い合わせはLINEにて動画付きで無料相談も受付しております^^
スタジオルーツ宮古へご相談くださいませ👍
あなたのカラダ、ライフスタイルに合ったセルフケアをご提案させて頂きます🌱
まずはLINEに登録!
正しい「後屈」入門絶賛発売中
著名な身体研究家の方々から沢山
推薦のお言葉をいただいております。