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「合理的なカラダづくり」をテーマとした、
動きを整えることでカラダを改善していくサービスを提供しています。
*カラダの構造を整える骨格調整
*体内環境を整える内臓ケア
*コントロールシステムを整える自律神経調整
今回は
「腰椎分離症と滑り症」
について説明させていただきます。
若いうちに発症する腰痛で、早期発見&処置が非常に重要です。
学生のお子さんをお持ちの親御さん、現役で部活動に勤しんでいる学生さんは
ぜひ一度動画を視聴してみて下さい。
今回の内容動画はこちら↓
分離症とすべり症とはどんな症状か
腰椎分離症は、椎弓(ついきゅう)と呼ばれる腰椎の後方部分が分離した状態のことを指します。
疲労骨折が原因と考えられており、成長期のスポーツ選手に多発します。
日本の一般成人では約6%(男性8%、女性4%)に認められます。
分離することで不安定になり、脊椎が前方に滑る(ごく稀に後方にもズレる)状態を分離すべり症と言います。
分離はしていないけれど、老化により支持力が弱くすべる状態を変性すべり症と言います。
基本的に分離症は多くは体が柔らかい小学生、中学生の時に
ジャンプや腰の回旋を行うことで腰椎の後方部分に亀裂が入り
そこから悪化します。「ケガ」のように1回で起こるわけではなく、
部活動などで繰り返して腰椎をそらしたり回したりすることで起こります。
一般の人では5%程度に分離症の人がいますが
スポーツ選手では30~40%の人が分離症になっています。
分離症は10歳代で起こりますが、それが原因となって
その後徐々に「分離すべり症」に進行していく場合があります。
分離症は早期発見がキモです。
腰椎の後ろ半分は「椎弓」といってリング上の構造をしています。そのリングの斜め後方は細かく弱い部分で、背中をそらす動作やジャンプからの着地のような動作で力がかかります。そういう動作を繰り返されると骨にひび(疲労骨折)が入ってきます。
分離発生初期は、腰を反らした時にピンポイントで痛みを感じ、
ほとんどがスポーツ中やスポーツ直後に腰痛を自覚します。
完全に骨が折れてしまい、痛いまま長期間放置していると
完全に骨が折れてしまい、痛いまま長期間放置していると
分離が完成してしまいます。分離部は偽関節(ぎかんせつ)という
グラグラな状態になるのですが、
偽関節ができたら
自然癒合はあまり期待できません。
このときは、主に腰痛や下肢痛が生じます。
なので早期発見、早期対応が大切なのです。
お子さんはあまり腰痛を大人に訴えることをしませんので、
よく動きや仕草を観察してあげましょう。
なんで分離するようなストレスが腰にかかる?
基本的には「回旋動作」つまりひねる動作で腰を痛めます。
スポーツにおいてこの回旋動作は非常に重要です。
ですが、多くの選手が回旋の方法を間違えています。
残念なことに、正しい動作を教わる機会がないまま競技を続けることで
カラダを痛めるお子さんが後を経たないのです。