新千歳空港に31日、新たな国際定期便としてタイ国際航空のバンコク線とハワイアン航空のホノルル線が加わる。経済成長を続ける東南アジアと道民に人気がある米国・ハワイを結ぶ路線は、道内観光に弾みをつけると同時に、様々な波及効果が期待されそうだ。
新千歳空港の国際定期便は中国や韓国、台湾など東アジアを中心に9路線(大連線は運休中)だったが、バンコク線とホノルル線が加わって11路線となる。国際線の利用客は、今年初めて年間100万人を超える見込みで、空港関係者は2路線の就航でさらなる利用者増に期待している。
東南アジアから道内を訪れる人は増加しており、2010年度はタイが1万8400人と08年度の1・4倍。シンガポールとマレーシアもそれぞれ2万人以上が道内を訪れた。新千歳空港近くの千歳アウトレットモール・レラの鈴木靖彦副支配人は「中国や韓国との関係緊迫化で観光客減少が懸念される中、バンコク線は好機」と、熱視線を送る。
ビジネスの交流を広げようと北洋銀行は11日、タイ大手銀行「バンコク銀行」と業務協力協定を結んだ。タイでは富裕層が増え、北海道観光や道内食材への関心が高まっており、経済交流の支援を狙う。北海道銀行も取引先企業などを対象にした「タイセミナー」を12月に催す予定だ。
一方のホノルル線は03年9月まで日本航空が定 期便を運航しており、9年ぶりの復活となる。千歳市幹部は「農閑期に南国へ旅行に出掛ける人も多く、選択肢が広がる」と路線復活を歓迎する。
出典:読売新聞