学生団体代表編
昨日は陸上部。
今日は学生団体の話を。
結論から言うと、俺は10人規模の学生団体を自分の手で潰してしまった。
今から2年ほど前。
もう2年も経つのか。
バイトとサークルしか知らなかった典型的な大学生だった僕。
就活を前に、人生の転機になるメンターと出会う。
その人の出会いをきっかけに、学生の夢を応援する学生団体を一緒に友人達と立ち上げて、活動を始めた。
その時の僕はリーダー経験もあまりなく、(副リーダーとかは多かった)、組織のことも、リーダーシップのこともなーんにも知らなかった。
そんな僕が、社会人に気に入られてたという理由だけで代表に選ばれた。
ちゃんとしたリーダー経験は始めて。
肩に力が入りまくり、よっしゃやってやるぜって意気込んでた。
リーダーって大変だ。
それまで、俺はリーダーに責任を押し付けてばかりで好き勝手やるポジションが多かったけど、リーダーってほんと大変。
いや、正確には大変だって思い込んで、抱え込んでた。
完璧じゃなきゃいけない、全部自分でやらなきゃ、人に指示をださなきゃ。ミスしちゃいけないって。
間違った持論のリーダーシップ論を振りかざしてた典型的な独りよがりの代表だった。
他のメンバーには逐一指示をだす。
指示をだすから、受け身になる。主体性が無くなる。
メンバーが受け身になるから、仕事が僕に回ってくる。
自分でやった方が早いっていって抱え込む。処理能力もちっともねぇのに。
代表という肩書きだけが先走って、中身が一切ついていかなかった。
最初は責任感でなんとかなった。
だけど、途中から責任感だけではとても回せなくなった。
企画書が間に合わなかったり、アジェンダを作れてなかったり、遅刻したりいろんなところからボロが出て、メンバーの数人から信頼を失ってた。
この団体でやってて意味あんのかな?みんな楽しいのかな?忙しい就活の時期なのに、無理してやる必要なくない?
メンバーがそんな風に思ってるはずだって勝手に思い込んでた。
常にわかったふりの独りよがり。
僕らの団体は、「これをやろう!!」
って誰かが言い出したのに賛同して始まった団体じゃない。
集まってから、「さあ、何やりたい?」って感じで作ったから、全員の方向が同じ方向を向くことは無理だった。無理だって勝手に思ってた。
そこで、僕はチームの解散を申し出た。
みんなイヤイヤやったってなんもプラスじゃないよって。
そうやって、最後まで独断で自己中で、独りよがりで決めて、団体を解散させてしまった。
この時の経験はすごく今の自分に生きてる。人に任せて信頼することの大切さ、自分の軸を曲げずに貫く大切さ、リーダーとしての姿勢、責任感、出来ることと出来ないことをはっきりさせて、どんどん頼る、完璧じゃなくたって全然いいんだって。
今でも解散させてしまったことへの罪悪感、最後までやり遂げられなかった挫折感は確かにある。
まだトラウマだし、胸張って人に話せない自分がいる。
でも次に生かそう。
この時の経験は大きく俺の意識をかえた。
糧にしよう。
そうやってずっと考えていけば、人生に本当の意味での失敗なんて無いってことを証明していけるはずだ。