コンプレックスと逃げずに向き合う話①
中高陸上部編。
陸上部の時の経験は、いろんな意味で今の僕に影響を与えている。
僕は陸上部の時、本当に自分に甘い人間だった。
自分自身、選手としてかなり遅かった。
だから劣等感が常につきまとってた。
人に勝つことは無いし、練習はしんどいとすぐに手を抜くし、本数も減らすし、限界はもっと先にあっても、すぐに力を抜いてしまう、しんどいふりをしてしまう。
試合でもしんどいからって足痛いって嘘をついて途中棄権したこともある。
長距離のタイムは最初と最後早いけど、真ん中で極端にタイムが下がる。
自分の力を出し切ることができない。
自分に甘い。
練習サボるから、タイムもあがらん。
怪我したふりして練習休むからタイムあがらん。
ただでさえ遅いのに。
だから先生にも嫌われる。
周りからも信頼されない。
陸上がどんどん嫌いになる。
そんな自分がもっと嫌いになる。
負のスパイラルから最後まで抜け出せなかった。
引退試合も自分の甘さを断ち切れなかった。
全部自分の責任だった。
先生には何度も怒られた。
なめられてたし、嫌われてたし、目をみて話すこともできなかった。
いつも学校で出会うとオドオドして逃げてた。
今でも陸上部で先生に怒鳴られて走らされてる自分の夢を見る。
それも何度も何度も。
大概は汗びっしょりで起きて、あー夢やよかったって。
陸上部の経験から学んだことは山ほどあったけど、
でも、あの時のことがコンプレックスになってる自分がいる。
今でも拭い去れていない。
ちょっとしんどくなると、ふっと手を抜く習慣。
それらしい言い訳をして自分の弱さから逃げる習慣。
口で言ってることに伴わない行動の習慣。
俺は何やらせても中途半端な男だった。
大学も中途半端。
スポーツも中途半端。
性格は自己中。
ルックスはからっきしダメ。
何一つ人に誇れる成果なんてなかった。
だから自信がなかった。
でももう嫌や。
そんな中途半端な人間で、人生で生きるの嫌や。
だからこの一年俺はTOEICと心中するって決めた。
俺にとってTOEIC満点を取ることは、たかだか英語の資格試験の満点という結果を得るのとは訳が違う。
中途半端だった自分との決別。
言い訳して、途中で投げだして、逃げ出して、何一つものにならなかった自分との決別。
そのための足掛かりが俺にとってのTOEIC満点の位置づけ。
単純に就活のためとか、海外にいくためだけじゃない。
僕の人生を変えるターニングポイントにもなりうるのがTOEIC満点。
逃げちゃいけん。
辞めちゃいけん。
その人生にはもう終止符を打とうぜ。
もう中途半端な人生とはおさらば。
始めて、やめなけりゃ何だって達成できるのさ。
シンプルじゃん。
難しく考えるな、やれ。
その先にきっと今までと違う景色が、自分が待ってると思う。