「夢をインクにして書き留めてく

それは数字か、アルファベット、母国語かな
走らせる想いと筆のスピード
折り重なっていく自分(キミ)と向き合う時間

自由に描くんだ

夢は夢のまま消えなく
諦めるか、叶えるしかない
さあ記していこう」

2020年5月、コロナ禍で書いた短い曲です。





■全く知識のない介護の仕事
三田でとっておきの音楽祭をしたいと思いはじめたのは、障がい者施設で介護のお仕事をし始めて、1年が過ぎた頃でした。

ちめいどとしての活動の収入がなくなり、2021年3月から「みずほの家 マザーハウス」でデイサービスの立ち上げと同時期に会長の山中信彦さんに声をかけていただき、

最初はお手伝いのつもりで、送迎や事務仕事など、パートで週に何回かと考えていましたが、現場に入って、利用者のみなさんと触れあい、学んでいくなかで、マザーハウスに通うことが楽しくなり、生き甲斐となり、スタッフのみなさんも良い方ばかりで、自分の居場所を見つけることができたと、幸せを感じる毎日でした。

毎日の中で日々、勉強になることがあり、もっと知りたいと考えるようになりました。
会長から勧められるがままに、自費で受けた介護福祉士の実務者研修も、人を思いやる心がつまっていて、テキストを読んで感動したんです。

■障がいのあるみなさんの人生
笑うことができなかったり、言葉を発せなかったり、歩けなかったり、こだわりが強かったり、耳が聞こえなかったり、目が見えなかったり

社会で生きていく上での常識として、理解されずに無意識に人によって作られた段差がその人たちの障がいとなることがあり、住みにくいと感じる世の中です。

優しい人たちの手によって、主にはご家族に障がい者を抱える使命ある人たちの手によって、国や街は姿を変え、困っている人を守り、支えていく制度が生まれ、いまでは駅やお店、さまざまな場所で車椅子が移動できるスロープも多く見られます。生活支援、就労支援など、暮らしを支えるための場所があります

でも、街でみかけることは少なくて、僕もマザーハウスの仕事に就かなければ、知らないことだらけで。何らかのハンデを背負っているみなさんのことを知る機会が普通の生活、くらしの中では少ないと思います。

■こだわりを否定しない
マザーハウスで、自閉スペクトラム症の利用者さんで、昼休みに他の利用者さんが遊んでいるタブレットを取り上げてしまうという問題がありました。人が使っているものを使いたいという衝動を抑えられないようです。
「じゃんけんをして勝った方が使いたいタブレットを選ぼうね」と説明しても「はい!」と答えるもじゃんけんに負けても、タブレットを奪っていく。とられた方は毎日ストレスです。

ある日、前もって「このタブレットを○○くんが使うから遊ばせてあげてね」と伝えると「はい」と返事をし、一切○○くんから奪わなくなりました。

いつも事が起きてから声かけをしていたのを、
事前にお願いをするという方法に変えただけです。

「なんでできないの!!」と叱るのではなく、声かけの順番を変える、周りの接し方を変える事で簡単に解決することがあります。

こんなことは、自分たちの日常にもあてはまるものがあります。障がいがどうのということではなく、相手がこだわっていて、それに腹を立てるなんていう場面によく似ているなと思ったんです。


■丹波篠山での出演から
兵庫丹波篠山・とっておきの音楽祭に第1回から参加させていただき、7回目、8回目は見る視線が変わり、会場に集まって音楽を楽しんだり、街中を堂々と歩き、いきいきと自由に過ごしている障がい者のみなさんの姿をみて、なんて素晴らしいんだろうと思いました。

三田の街の人も、きっと優しくて、そういう場所を求めている人、開催すれば喜んでくれる人が多くいるに違いないと思いました。

また、知らなかった人たちに触れてもらうことで、知ってもらうことで、音楽はすべての垣根を超えて繋がることができるすごいツールなんだということを肌で感じてもらえるに違いない。
とっておきの音楽祭の開催の意味や価値は、やってみなくては伝わらないと思いました。

■たかひろのボイスレッスン
声の出し方、歌唱力を鍛えるため、いまたかひろにボイスレッスンを受けています。

兄弟のやりとりのなかで、大人になれず感情のまま、甘えた態度をとっていたことで、どれだけ今まで損をしていたのか、最近思い知ります。

たかひろが勉強家であり、研究熱心、ストイックに歌を極めるため努力してきたことを、いま教えてもらっていると理解できているからです。

もっと思いやりがあったなら、もっと相手が伝えたいことを汲み取ろうと、必死に心で話を聞いていたなら、今ごろ全く違う世界で走り回っていたかもしれません。

でも、今からでも遅くない、人は変わっていけると思います。

最高の音作りを一生懸命にしていたこと。ホームページを自らの手で0から勉強して作り上げていた努力。

すべてがすごいことだと思い、感謝も少なかった愚かな自分に気付いています。


たまたま、僕は活動の相方の話をしましたが、誰と誰にとか、これはこれ、とかなく、

「とっておきの音楽祭」って
参加した全ての人たちが、人と人との絆に気付く、最高のきっかけになると思っています。


昨晩は、みちこちゃん、荒井さん、梅さん、寺井さんというメンバーで集まりました。

何も決まってないのに、とにかくやりたい
という僕の意思をみんな尊重してくれて、大事にしてくれていました。


始動します。
また、想いを整理してblogに綴っていきます。


雄介



 

いぬいふくし村記念イベント

■6/17(土)雄介ソロ【詳細】
「20周年記念のつどい」

丹波篠山市民センター<BR/>多目的ホール
2部スペシャルステージ15:00参加無料(1部は式典)
2部の参加対象は市内外問わずどなたでも可
お問い合わせ079-554-3341
主催:NPO法人いぬいふくし村



 

ブレイバーズの応援1曲と国家斉唱

■6/30(金)雄介ソロ【場所詳細】
「兵庫ブレイバーズ応援」

三田市きっぴースタジアム
スタート17:00 入場料詳細後日
お問い合わせは【こちら】




 

今年も呼んでいただきました( ;∀;)

■07/02(日) 雄介ソロ【詳細】
ラベンダーフェスタ2023
屋外花畑コンサート
ラベンダーパーク多可
出演11:00と13:00 入場500円(こども200円)