3.11。毎年この日に生命の尊さを感じ、大切な人と一緒にいれることの幸せを噛み締めながら、亡くなられた東北の犠牲者となったみなさんを偲び、14:46日本中は黙祷をします。
瓦礫の下で、もう助からない家族からの「行かないで」という声を聞き、断腸の思いで津波から逃げて助かった命、想像を絶します、、、。
手を伸ばしてあと20センチのところで兄弟を救えなかったと後悔し、自責の念から「自分は幸せになる権利はない」と、塞ぎこんでいた青年が、周りの人の励ましで「自分が幸せにならなければ、人を幸せにすることはできないじゃないか」と立ち上がり、蘇生していく話も聞きました。
耳にするだけで胸を切り裂かれるような困難を乗り越え、いまを生きる東北の皆さんは人として、強く、勇敢な、そして優しいかたがたと尊敬をします。
10年という月日は、長く、あの日のことを遠い昔のことのように、、、日常を普通に生きていたら感じてしまうかもしれない。
しかし、防災のことや減災、3.11に心を寄せて命を守ることを真剣に考えさせてもらえる日があることを、リアルに目を背けずに、僕らは語り継いで行かなくてはならないと思う。
コロナ禍や災害において、うまくコミュケーションが苦手で人間関係を築けない人が、孤立してしまうという状況が加速し、分断がおこると警鐘を鳴らすある社会学者のかたがおられました。
声をかけるのは勇気がいるけど、でもどんな理由であれ、人と人が触れ合い、たとえオンラインであったとしても、連絡をとりあうことで救われる命はたくさんあると思います。
「元気?」とか「体調は大丈夫?」
「最近どうしてる?」とか
本当にいま、自分にできることはここまでか
と問いながら、また明日からの1日1日を大切に生きようと僕は思いました。
やるべきことも、やりたいことも、生きている限り、その人には使命があり、社会の役に、誰かの役に必ず、たっています
一緒にがんばりましょう!
雄介