6月のいわて銀河で、走行中に転んで、
それでも「痛くないから」って完走したのが、
ある意味、判断ミスだったと思う。
なんだろう、ものすごいアドレナリンが
出てたんだろうなぁ。
翌日気がついたら、膝が漫画みたいに腫れてて、
腫れ自体はアイシングですぐに治まったけれど、
膝が曲げられない(頑張れば走れるけど)
キズパワーパッドを毎日せっせと貼り替えながら、
トレッドミルでお茶を濁すような日々が
続いて、気がついたら夏になってた。
暑熱順化は、完全に出遅れた。
暑さに全く慣れなくて(早起きもできなくなって)
ジョグのスピードが落ち、距離も走れなくなった。
それでも「毎年出てたから」って理由だけで
7月第一週の彩湖8時間耐久レースに出て、
4時間歩き倒した。
身体に支障ない範囲でやめたつもりが、
ちょっとヤバめの熱中症になって、
「あぁ走ってないと、こうなるんだ」
って、けっこう反省した。
かなり凹んだ。
マラソンって、勉強や習い事みたいに
走力や強度が蓄積できない。
知識やセンスみたいに身体に残らないから、
やらなくなったら、できなくなるだけ。
たとえ練習量に比例して結果がでなくても、
やっぱりちゃんと走らなきゃダメだ。
突貫工事状態で、本腰を入れて
練習し始めたのが7月上旬。
とはいえ無理すれば
また熱中症になる危険があるので、
命大事に、ぽくぽくジョグ多め。
とりあえず土日の朝は、
ちゃんと起きられるようになったけど、
スピード練習もしていないし、
距離も、やっぱり足りていない。
そんなんで、フルマラソン走れるのか?
という訳で、前置きが長くなりましたが、
「去年も出たから」って理由だけで
北海道マラソン、走ってきました。
北海道マラソンは、5回目。
天気が荒れることも、気温が高くなることも
ある程度事前にわかっていたけれど、
そうは言っても北海道だし
少しは走りやすい天候になるのでは…
という淡い期待があったんです。
今回ウェーブスタート採用で、
(第一ウェーブは8時30分スタート)
私は第二ウェーブ8時45分スタート。
例年のような射すような日差しではないけれど、
既に暑くて、ゼッケンブロックで待機している
間にもエネルギーを消費している感じ。
朝から雨予報だったのが、後ろにずれて、
移動時間も濡れずに済んだけど、
時間差15分は、とても長く感じました。
スタート地点のビルに設置されている温度計が
31℃。淡い期待は、期待のままで終わりました。
ウェーブスタートなのに、序盤は去年と同様の
混み具合でびっくり。
序盤くらいは5’40で走れるのでは…と
思っていたのにキロ6を切れないことに、
またびっくり。
とはいえ、最初の5㎞がめちゃくちゃ暑くて、
もう雨に降られたかというくらい、
ウェアがびしょ濡れ。
自分の汗の重みでランパンがたぷたぷして、
これは厳しいな、と思いました。
だから今回は、最初のエイドから
給水と水掛けして、タイムは気にしない
ことにしました。
普段の練習でも、汗の量が多くて、
「皇居のお堀にでも落ちたのか」
と言われるくらいなんだけど、
実は身体に水掛けるのは、苦手。
暑いからといって、大量にかけると
なぜか逆に疲れてしまう。
うまく説明できないんですが、
自分の身体から出る湿気にダメージをくらうのか、
ぼーっとしたり、だるくなったりする。
だから首とかに少しずつ。
面倒でも自分で、ちゃんと止まって
やるようにした。
そうやって進んで、少し暑さに慣れて
ランナーさんもばらけてきて、
落ち着いたのが10㎞くらい。
だけど、この辺りから第一ウェーブの方々が
路肩にが座り込んでいたりして、
やっぱり今日はほんとに暑いんだ、と思った。
遠くで雷が鳴っている。
スタートから2時間くらい経ったら、
雨が降る予報。
ハーフ地点辺りからは降られるはず。
とりあえず新川通りまで行けば、
一息つけるはずと思ってた。
15㎞過ぎから、第一ウェーブのランナーさんの
後方に追いついた雰囲気。
ゼッケンの色も、色とりどりになってくる。
思っていたより、良くはないけど、
思っていたほど、悪くもない。
まだまだ先は長いけど、走れてる。
20㎞手前から新川通りへ。
入ったとたん、路面が一面水たまりで、
今降っていないのが不思議なくらい。
バンクのくぼみが池みたいになっている。
ランナーさんが増えてきたのに、
蛇行して水たまりを避けるから、走りにくい。
そして、湿度も一気に上がった感。
これなら雨が降っている方がマシかと
思うくらい、空気が重い。
私も水たまりを避けつつ、進む。
去年の今頃は、ちょうど手術が決まった頃で、
シーズンのマラソンエントリーも、
勝田を除き3月まで全部決まってた。
その手術に緊急性があれば、即入院なので、
去年は、これが最後のフルマラソンになるかも
と思って、走ってた。
最後まできちんと走りきりたいって、
とにかく必死だった気がする。
結局、緊急性は無くて、
仕事とか家族の事情を考慮できて、
マラソンシーズンを終えてからで済んだけど、
去年の私は、頑張ってたなぁ。
手術後ランを再開してから、やっぱり
練習会にはほぼほぼ参加していない。
連絡先もほとんど交換していないけど、
今回参加するラン友さんがいるのを、
人伝に聞いていた。
できれば見つけたい。
そう思って走っていたら、
いつの間にかハーフ地点を過ぎ、
25㎞過ぎの折り返し地点を超えた。
新川通りの往復の間に、
会いたいラン友さんたちには
ちゃんと会えた。
もう何ヶ月も出てないし、
会えなくなれぱ、話もしないわけで、
コース上で声をかけても「だれ?」って
思われるかもしれない。
単なる自己満足なんだけど、
それでも、私は今日走って良かったと思えた。
北海道マラソンは、とにかく運営が良い。
給水ボランティアの学生さんたちも、
誘導する年配の方たちも。
応援のブラスバンドの演奏も、
選曲も、最高だと思う。
今回は、天候的には今までで一番過酷だった。
自分の練習不足も相まって、
去年とはまた違う意味で、
とにかく必死に走った気がする。
だけど、給水エイドを通るたび、
演奏や声援を受けるたびに、
「なら、もうちょっと走るか」と思えた。
ありがたいと思う。
走れてはいるけれど、
少しずつ身体が左に傾いてきて、
30㎞過ぎからは、完全に安全走行に変えた。
おそらく疲労と脱水の前兆かと思うけど、
真っ直ぐ走れなくなる感覚になる。
人にぶつからないように、進む。
降ると言われていた雨にも、
私はほとんど降られず。
このまま最後まで濡れずに行けるかもと
思ったけれど、残り3㎞で、一転ザン降りに。
雨に濡れて靴が重いのはわかるけど、
雨自体の水量とか雨粒の重みで、
脚が上がらないというのを、初めて経験した。
あっという間に、視界も変わった。
沿道の方も、ボランティアの方々も
大変だなと心配になるくらいだった。
待ちに待った雨だけど、
さらにスピードは落ちた。
それでも旧北海道庁を抜けて、
繁華街が見えれば、気持ちはラクになった。
もうすぐゴールだ。
今回は、ここがボリュームゾーンになるのか?
気がついたら周りにランナーさんがいっぱい。
でも、みんな走ってる。
なら、やっぱり走るよね。
給水以外では止まらず、
無事、走って戻って来られた。
心配していた足攣りもなかった。
良かった。
スタートしたときは、どうなるかと思ったけど、
4時間30分以内に収まってた。
去年より20分以上遅いけど、
大きく崩れなくて良かった。
ゴールしたとき、一時的に止んでた雨が、
完走メダルとタオル、カップとアイスを
受け取った辺りで、また降り始めた。
天気予報通りだから驚かないけど、
これがまたけっこうなザン降りで、げんなり。
今回Gゼッケンで、なぜかこのブロックだけ
手荷物預けが北海道庁だったので、
道すがら、あっという間に体が冷えて
気温は高いままなのに、
低体温症になるかと思うほど。
走っている間は、あんなに暑くて
身の危険を感じたのに、
真夏に寒くて身の危険を感じるとは
思わなかった。
ホテルまでは2㎞もないけど、
ちゃんと着替えて上着を着て、
傘さして帰ってきたから、問題なし。
今回は、ほんとに北海道らしくない天候で、
気温も湿度も雨量もすごかったけど、
運営はとても良いので、感謝です。
ほんとはスタートのロスタイムが長くても
一斉スタートの方が良いけど、
運営的には難しいのかもしれません。
こんな天候でも、遜色なく走れる方もいるし、
上を見ればキリがないけど、
今日できることはやったと思えたから、良し。
この「去年も出たから」方式。
続けるのが、良いか悪いかよくわかないけど、
モチベーションを保つ意味では、
自分には有効な気がします。
フルマラソンにも、無事復帰できましたし。
こんなんで、またいつか4時間切れるのか?
とは思いますが、タイムにこだわらず
マイペースでやってみようと思います。
また走ります。
