榛名湖マラソン。

スタートのロスタイムは、55秒だった。
思いの外、早かった。

とはいえ、まだ平坦であるはずの
スタートすぐの時点で、なんだか身体が重い。
それは、私にはよくある話なんだけど、
ちゃんとアップしていないからか、
標高が高い(1,000m)からか。
ランナーさんが連なっていて、走りにくいからか。
たぶん全部か。

距離調整の最初の2㎞で、呼吸と動きが合わない感覚。周回コースに出て、コース最大の登り坂に入った
ところで、全然脚が上がらない。
今日は長くなるな、と思った。

とりあえず坂を黙々と登る。
1周目だからまだ少しは余裕あるかと思って
いたけど、なかった。
この一週間、走っちゃったから、
一昨日の皇居は余分だったか、と後悔した。

坂を登り切ってから、すぐに急な下り坂に入る。
前に走った時は、怖くて腰が引けたんだけど、
今日はどうか。

無理に我慢せず、走れそうならスピードに乗りたい。
1周目にして既に人がばらけてきているので、
視界的には怖くない。自分比だけど、
けっこうちゃんと走れた気がする。

その後は多少のアップダウンはあるものの、
基本下り基調なので、気持ちはラク。
とはいえ、2周で脚が終わった気がする。

2周目の後半くらいから先頭の方たちに
抜かれはじめた。周回コースはこれが楽しみでもあり、
颯爽と離れていく背中を見送った。

驚いたのは、先頭が過ぎてしばらくしてから、
すぐに女性のランナーさんがきたこと。
きれいな走りだった。
速い人の走りは、目の保養というか、
いいものを見た感覚になる。

3周目の周回に入るときが一番しんどかった気がする。まだハーフ通過していないんだと思ったら、
けっこう凹んだ。

登り坂に入ったところで、
後輩くんに抜かれて、声かけてもらって、
少し元気が出た。
やっぱり速い。けっこうな坂なのに、
あっと言う間にいなくなった。
ああいう速さで、写真撮りながら走ってるのは、
すごいですね(褒めています)

坂を登り切ったところで、ようやく中間点。
下り基調でも、自分の走りをお尻が受け止められなくて、どんどん歩幅が小さくなる。

でも、今日はまだお腹痛くないし、
ゆっくりでも止まらないで行こう。

この日良かったことは、脚は全然動かなかったけど、
それが不快じゃなかったこと。
体感気温は高めで、日向は暑かったけど、
下り基調の湖畔は日陰で、涼しく感じられたこと。

下腹部に痛みはあるけど、トイレは行かずに済んだし、足攣りもなかった。

もちろんペースは徐々に落ちたけど、
竹ひご3本分くらいしかないメンタルが折れずに
最後まで止まらず(給水所除く)走れた。

景色きれいだな、と思いながら走っていたら、
4周目へ。
沿道を逆走しながら応援してる方々がいて、
登り坂の一番辛いところで声掛けしていたんだけど、
コースの向かい側から
「そのピッチ走法、いいね。頑張って」
って言われて、自分でもちょっと笑った。

というのも、絶対歩かないって決めたから
走っている風なだけで、もう歩幅が靴幅くらいしか
ない自覚があって、自分でも歩いた方が速いんじゃ
ないかと思ってた時だったからだ。

3年(コロナ)前に参加した時より、参加者さんが
少ないせいか、4周目でランナーさんはまばら。
走ったところで順位が変わるとも思えない。

去年はエントリーしたものの、県外なので
参加は辞退した。去年の参加者数は300人いなかった
はずだ。これよりランナーさんが少なかったら、
気持ちが萎えるなぁ。運営は良いし、給水所も
ちゃんとしてるから安心して走れるけど、
ずっと一人旅は辛い。今年は天気も良いし、
まだランナーさんがいるから、走るか。

そんなことをつらつら考えていたら、30㎞地点を通過。
まだ1周以上残っているけど、もう大丈夫な気がした。
北海道マラソンの時もそうだったけど、
30㎞を超えると、自分の中でカウントダウンが始まって、気持ちがラクになってくる。
気は抜けないけど、最後まで行ける気持ちになれた。

5周の登り坂も無事登り切って、後は下るだけ。
交通規制が解除されて、走路が狭くなっている部分
があり、視界的に怖さがあったけど、
ゆっくりならどうにかなる。

エイドの方たちに挨拶しながら、走れた。
自分にその余力があって、良かった。
もうスピードは出ないけど、楽しかった。
そう思えるところまで戻ってこられた。

残り2㎞切った辺りで、前方のランナーさんを抜いて、抜きかえされた。急ぐものでもないし、
着いていく形になったら、ゆっくりでも最後まで
しっかり走れた気がする。

ゴールタイムは、ほぼ申告通り。
無事にゴールできて一安心でした。

ゴールするとき、応援してもらってたの気がつかなくて、すみません。
っていうか、何も遮るものが無いのに、
どこを見て走っていたんだろうかと思うと
恥ずかしいです。

ゴールして、マスクとスポドリを受け取ったところで、朝一緒に来たラン友さんに会えた。
もう着替えも済んでいて、一時間近く前にゴールされてて、表彰されたそう。キラキラしてた。
彼女は、いつもニコニコしている。
いつも元気をくれる人だ。
また練習会で会おうと話して、別れた。

更衣室は空いていて、ゆっくり着替えられた。
しばらくして友達と合流。
会場で参加賞の商品券で買い物をし、
コーラで乾杯した。

一人ではほとんど写真を撮らないけど
二人で写真を撮り、おしゃべりしながら帰路へ。

彼女は榛名湖は初めてだったけど、
「このコース、どうにか攻略できたら楽しいかも」
「ウルトラマラソンの練習にはいいね」
と、気に入ってくれたみたい。

このコース、きついけどなんだか楽しいので、
またエントリーしたいです。

また走ります。