でひしゃげてつぶれた。
カバン 通販
「!」
その光景を見た傭兵の動きは早かった。腰の剣を抜き放つと、一直線に男に斬りかかったのだ。だがその目にもとまらぬ動きも、男には無駄だった。傭兵の剣は力いっぱい男に打ち込まれたが、なぜか剣は浅い部分で止まっていたのだから。
そして始まる、男の変化。
男は異形への変身を始めていた。体は浅黒く染まり、今までの細身の体はどこへやら。体は異常なまでに筋肉が盛り上がった大男へと変形していた。さらに男の背中は異常なまでに筋肉が肥大し、まるで瘤のような形になる。すると中から瘤を突き破って、長い腕が出現したのだった。
「離れろぉ!」
叫んだのは、先ほどまで傭兵と喧嘩をしていた騎士だった。彼に言われるまでもなく、傭兵も剣を捨てて飛びのいていた。
その頭上からは、男の背中から盛り上がった巨大な手が迫る。
「うおっと! あぶねえ?」
傭兵は見事に頭上から迫る手をかわした。だが、その体は長い槍の様な者に串刺しにされていたのだった。
「なんだよ、これ」
傭兵は自分を貫く物の正体を見た。それは女の足が変形した、蛇の様な物の一部だったのだ。正し先端は異常なまでに硬化し、まるで槍となっていたのだ。
そして傭兵がもがくのが鬱陶しいとでもいったように、女は傭兵の体をその辺の壁に投げつけた。傭兵はがらくたの様に放り投げられ、周辺に血と臓物を飛び散らせる事となった。その傭兵に、先ほどまで喧嘩をしていた騎士が駆け寄る。
バック 通販
「おい! しっかりしろ、貴様!」
「あこんなこと、してる場合じゃ母さんに仕送、りしないと」
「何を言っている!?」
「母さん最近小さ、くなったからなぁたく、さんお金おくら、な、きゃ」
「おい! おい!?」
騎士がしっかりと傭兵を抱きかかえて叫んだが、既に傭兵は事切れていた。その傍には回復魔術が使える魔術士が走ってきたのだが、彼は傭兵の手を取ると首を横に振った。
「くそ弔おうにも、俺は貴様の名前も聞いていないぞ!」
騎士はそれだけ言うと男の腕を体の上で組ませゆっくりと彼を横たえると、自分は剣を片手に吠えながら変身した異形達に突撃していくのだった。
***
「うふふ、これで面白くなってきた」
「奴らにとっては最悪だろうがな貴様が面白がると、ろくなことがない」
異形と戦い始めた反乱軍。それらを少し離れた壁の上から見守る、喋る動物が二体。カラスとネズミである。
「それにしても、人間って奴はどうしてこうすぐ激昂するかなぁ? 全く不完全極まりないね。そこが面白くもあるんだけど」
「僕も一応人間なんだけどね」
カラスがやや自嘲気味に呟く。その傍でネズミが笑うのだ。
「まあでも人間は本当に愉快だよね、さっきの騎士を見てよ! 彼ってば、大した実力もないのに突っ込んでさぁあ、危ない! そこ、そこは右に避けちゃだめだって! あ、ついにつかまる前に首が飛んじゃった。あ~あ、つまんないの。やっぱり脇役が色気出すもんじゃないね」
「ならば自分が主役だとでも言いたいのか、アノーマリー?」
カラスがネズミを睨み付ける。ネズミは壁の一部をかじりながら、面倒臭そうに答える。
「よしてくれよ、主役なんて柄じゃない。僕が似合うのは裏方も裏方、せいぜい脚本家さ」
「もっともタチの悪い役割だ」
「ライフレスみたいに戦闘狂じゃないんだよ、ボクはね」
ネズミがカラスを見上げた。そ
http://www.bonjzb.com