ふふ、あの人ねぇ」
背後でカラミティが嗤う。財布 おすすめ メンズ
「あんな弱い人に何かができるとは思わないけど? 私を倒すことができる者など、誰もいはしない」
「ふん、それはどうかな?」
「できないのよ。もう私は1500年くらい生きているけど、誰も私を殺せなかった。どんな勇者でも、魔獣でも、魔王でもね」
カラミティがマスカレイドからゆっくりと離れて行く。
「もっともブラディマリアはかなり厄介な相手だったし、お互いに勢力圏がぶつからないように南の大陸では気をつけてたんだけどね。ドラグレオが出現してからは三すくみになってしまったけど」
「ならば、彼らが相手なら貴様とて」
マスカレイドが服を正しながら質問する。
「うふふ。確かに厄介であるとは言ったけど、誰も戦えないとは言ってないわ。ただ私達が本気で戦うと、大陸は完全に滅びちゃうでしょうから。私達はね、とても支配欲が強いの。無人の荒野に君臨する気はさらさらないのよ」
カラミティは楽しそうに語る。
「もっともドラグレオの坊やは何も考えてないのでしょうけど。私は人間が好きなのよ。だって、彼らが悶え苦しみ、泣き叫び、呪いの言葉を吐きながら地べたを這いずりまわる様は、見ていて滑稽でしょう?」
「外道め」
マスカレイドは思わず本音を口にした。既に死への恐怖は、カラミティへの嫌悪で薄れていた。そんな彼女を見て、カラミティは満足そうに嗤った。
「ふふふ、私にそこまではっきり意見を言う者は珍しい。貴女は面白いから生かしておいてアゲル。じゃあおやすみなさい」
そうして冷たい哄笑と共に闇に姿を消すカラミティ。一人暗闇に残されたマスカレイドは、背中にびっしょりと冷たい汗をかいているのだった。
***
ここは人里離れた山中。人間の寄りつきもしない様な深い山の中、戦いの喧騒がそこかしこにこだまする。
「こいつでラストぉ!」
「ラストじゃないよ、ミレイユ!」
巨人の女剣士グレイスが叫ぶ。フレッドペリー レディース
「一体でも逃すとまた再生する! 逃がすな!」
「わかってるよ!」
片目に眼帯をした男が、逃げた魔物を自分の部下を連れて追う。先行する女が鎖鎌を二足歩行の魔物の足にからめ、鎌を背中に付きたてる、奇声を上げてのけぞる魔物に、眼帯の男が大剣を振り下ろした。
魔物は真っ二つになり、血飛沫を上げて絶命した。魔物の死を確認すると、額の汗をぬぐう眼帯の男。
「これで全部か?」
「やるじゃねぇか、マックス」
獣人の大男が木の間から姿を現す。両手には、同じ形の鳥のような一つ目の魔物を引き摺っている。
「ゼルドスも終わったのか」
「ああ、今は部下に周辺を捜索させている」
黒いコートを着る彼らは、ブラックホークのメンバーである。一番隊隊長マックス、四番隊隊長ゼルドス。もちろんヴァルサスが率いているのだが、彼らは魔王討伐の依頼を受け、山深くに分け入り討伐を行っていたのだった。だが今回の魔王は特殊で、群体のような性質を持っていた。一体でも取り逃すと、翌日には元の数が揃うのである。この魔王と戦うのは、ブラックホークは既に三度目だった。
「今度こそやったんだろうな?」
「ああ、もう飽きた。これ以上はやりたくねぇな」
「マックスぅ~私達そろそろお風呂入りたいよ~」
マックスの部下であるラバーズの面々が不平不満を口にする。その彼女達の頭を撫でながら宥めるマックス。
「よしよし、じゃあ町に戻ったら一緒に風呂に入るか?」
「いやーん。スケベ~」
「はっははははは!」
「勝手にやってろ」
呆れたゼルドスがマックスに背を向けたその時、
http://www.cnxin57.com