お金のトラブル(未払い問題)について | まいすとれーじ

まいすとれーじ

資料置き場

昨日Yahoo!ニュースを見ていたら、長渕剛さんが債務者からの未払い問題で揉めているというニュースが上がっていまして。

 

 

その未払い額、何と2億6000万円!!

 

コンサートツアーの売り上げ代金と、ファンクラブの売り上げ代金を債務者が横領したということで、法的措置を取るとのこと。

 

 

ざっくり記事を読むと同時に、過去の長渕さん関連のインタビュー記事なども読んでみたのですが、そこでわかったのはライブの集客にかなり苦労しており、また興行を含めファンクラブの運営や事務所の運営にもかなり苦労していたということ。(この数年で、業務委託をしている会社や事務所の社長が変わったりと、足元が安定していなかったようです。)

 

 

そして、健康面でも心臓の手術をしたり、腎臓の病気で入院したり、肺気胸もやっていたとのこと。

 

 

ここから推測出来るのは、

 

・大ホールを満員にしていた頃の自分のイメージを保たねばならないという義務感

 

・定期的に新曲を出してライブをやらなければならないという義務感

 

みたいなものがかなり強くあるのかなと。

 

 

長く第一線で活動してきたプライドや使命感みたいなものがあり、落ちていく自分が許せないとか、ライブ会場に空席があるのが許せないとか、そういうプレッシャーみたいなものがあったのではないかなと。

 

ちなみに私も昔は長渕さんのファンでよくライブに行っていたのですが、私が最後にライブに行ったのが2007年で、その頃でもすでに結構空席とかありましたからね。

 

 

でも、いいじゃんって。

 

別に集客が難しくなったら、ホールを小さくしていけばいいわけで、地方の市民会館とかライブハウスとかでファンの方と近い距離感でライブをやっている方が幸せかもしれないわけです。

 

 

なのでもし、「大ホールを満員にしなければならない」というプレッシャーがあるとしたら、それは何故?

 

その思いはどこから来ている?ってところ。

 

 

そして、もう一つ。

 

心臓、肺、腎臓というのはパートナーシップや愛情を表すので、パートナー(奥様)との間に問題を抱えてる可能性が高いのかなと。

 

 

一般的に男性が腎臓をやられる場合、家の中にゆっくり出来ないような空気感があるとか、奥さんから常に強い圧力をかけられているとか、常に奥さんの顔色を見て生活しているとか、そもそも女性に対して強い無力感を感じているとか、そういうのがとても多いです。

 

奥さんが強すぎて逃げ場がないみたいな(^_^;)

 

 

何かね、長渕さんのインスタグラムを見てみたら、もうお孫さんがいて本当に幸せそうな老後を手に入れているわけですよ。

 

別に一流であり続ける必要もないし、億単位の年収をキープし続ける必要もないし、高級住宅に住み続ける必要もないし、毎年歌を書いてライブをやり続ける必要もないし、それこそ孫と遊んで普通のおじいちゃんをやったっていいわけじゃないですか。

 

 

人間って「こうであらねばならない」みたいな義務感を背負って生きる人生が一番苦しいので、もっとゆるくてもいいんじゃないのかなと。

 

 

で、肝心のお金の話なんですが、今回ニュースを見ると、本来支払ってもらえるはずのお金が支払われずに滞っているということだったので、多分長渕さんの中に、

 

・お金を受け取ることへの罪悪感

・私はこのお金を受け取ってはいけない

 

という思いが潜在意識の中にあるのだと思います。

 

 

払われないんじゃなくて、自分が相手に払わせないようにしている。

 

そのためにわざわざ支払い能力がないような会社を選んだ。

 

 

何のために??

 

そこがまさに掘り下げポイントなのです。

 

 

お金を横領されるということは、自分の中にそのお金を受け取ってはいけないという思いがあるから、自分のところに入ってこないようにしているわけです。

 

これは自分にとって正当なお金ではない、何か後ろめたさがあるお金である。

 

 

だから相手に奪わせた。

 

ちなみに内観上級者になると、「お金を奪ってくれてありがとうございます!」になります(笑)

 

 

だって自分の潜在意識が相手にわざわざお金を奪わせてるんですから。

 

この「何のために自分は相手にお金を奪わせたのか」みたいなところが腑に落ちると、普通にお金は戻ってきます。

 

 

むしろ、何倍にもなって返ってくることが本当によくあります(笑)

 

そしてこれって詐欺に引っかかる人もそうなんですけど、お金を持っていることに居心地の悪さや罪悪感を持っていると、悪徳な何かに引っかかってお金を失います。

 

 

で、顕在意識では怒っていたり、法的措置を取るとか言うんですけど、潜在意識では実はホッとしてるんですよね。

 

お金が入ってこないことにホッとしている、奪われたことに安堵している。

 

 

そんな事あるかい!って思うかもしれませんが、それが潜在意識の法則であり、脳の仕組みなんです。

 

 

お金が入ってきたら困ることになる。

 

だから相手に支払わせない。

 

 

これ、内観のお金の事例では本当にあるあるなんです。

 

 

でも私が個人的に一番大きいと思ったのは、「もう無理しないで等身大のゆったりした活動スタイルに切り替えてもいいんじゃない?」っていうところです。

 

無理して広告を打って大きい箱で集客して、空席を必死で埋める術を考えて、アルバムに収める曲を期日までに何とか作って、ライブのために筋トレしてみたいな生活がもう、等身大の長渕さんの今いるステージではないんじゃないのかなと。

 

 

つまりビジネス的に言えば、とっくにダウンサイジングしなければいけない状況になっているのに、それが行えていない。

 

「観客動員数に勝る演出なし」みたいな思い込みがある。

 

 

だから、現実を見て身の丈にあったサイズ感に縮小出来ていないのが、そもそもの原因なんじゃないのかなと。

 

 

ちなみに私はMr.Childrenの大ファンでよくライブにも行くのですが、ミスチルのライブは常に超満員ですけど、あれがむしろ異常ですからね。

 

あんなモンスターみたいなバンドは滅多にいないので(笑)

 

 

何でもそうですけど、適正、身の丈、分相応って本当に大事なんです。

 

 

で、私は最近「生涯現役」という言葉に強い違和感を感じていて、この言葉を使う人って義務感で生きてる人が多いんですよね。

 

「やらなきゃ」「ねばならない」という思考。

 

 

ファンが待ってるから歌を作らなきゃ。

 

何か歴史に残るような大きいことをやらなきゃ。

 

常に最前線でメッセージを届けなきゃ。

 

そのために強靭な肉体を維持しなきゃ。

 

 

こういう思考は全部義務から来ているものであり、脳の苦痛系が動くので病気になるし、トラブルが起きやすくなります。

 

何を隠そう、私がそれで6年前に倒れて寝たきりになったので(笑)

 

 

人間にはこういう一つの転機になるような出来事が必ず起こります。

 

その時にどれだけ自分と真剣に向き合って、起きた出来事の意味に気付けるか。

 

 

それによって、今後の人生が吉となるか凶となるかが分かれていきます。

 

 

私はよく芸能人の事例から学ぶということをやっているのですが、「この人何でわざわざ相手に横領させたんだろう?」みたいな簡単な問いかけでもいいので、少しずつやっていくと思考の訓練になっていいと思いますよ。

 

あくまでも目的は正解を出すことではなく、掘り下げの訓練をすることなので。

 

 

とはいえ、私も小さいながら会社を経営している身ですから、2億6000万円も支払いが滞ったら、従業員に給料も支払えないし、税金も支払えないし、会社の運転資金もなくなるし、それこそ小さな個人事務所だったら倒産しかねない金額なので、毎日胃が痛くて生きた心地がしないと思います。

 

 

何より幼少期から20代まで長渕さんの歌に何度も救われた経験のある私としては、どうか早く決着がついて、いい方向に問題が解決して欲しいと願っています。