メンターは多い方がいい | まいすとれーじ

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私はたった一人の人をメンターにすることは絶対にしません。


メンターは常に複数いて、多ければ多いほどいいと思っています。

 


何故なら、たった一人に絞ってしまった場合、もしその人の教えが間違っていたら、自分もそのお師匠さんの教えとともに一気に墜落するからです。


もちろん学んだことはどんなことであっても無駄にはなりませんが、どうせ時間をかけて学ぶなら、自分にとって正しい道を行きたいじゃないですか。

 


何故そう思うようになったかというと、あの有名な中村天風さんが最後亡くなる時、「俺の教えは全て忘れろ」と言って死んでいったという話があるからです。

 

これは天風さんのお弟子さんだった藤平光一さんが証言していたそうです。

 


つまり、天風さんは死ぬ直前に自分の教えは全部間違いだったと気付いたということなんです。

 

こんな衝撃的な話あります?

 

 

この話を聞いて以来、私は自分以外の誰かを凄いと思わなくなりました。


誰かを凄いと思ったり特別扱いしたり、その人の教えだけを真に受けたりすると、それだけで認知が歪むからです。

 


私はとにかく慎重に人を見ています。

 

なので今では複数のメンターの教えをそれぞれバランス良く取り入れて、一つの教えに偏らないように徹底しています。

 

 

実際、内観のお師匠さんだけでも最低5人はいます。

 

5人とも教えている真理は同じですが、言語化の仕方だったり教え方のロジックが全く違うので、一つの教えに依存せず、いい感じにそれぞれの教えを受け取れています。

 

 

これなら、たった一人の教えを信じ続けた結果、最後に「俺の教えは全て忘れろ」と言われて、大どんでん返しになる可能性はゼロです(笑)

 

私は昔は思い込みが激しかったので、この人だ!と思ったら熱心にのめり込んで、その人の話しか聞かないという性格でした。

 

 

だからこそ、二度とそうならないように気を付けています。

 

信者とか弟子とか何とかチルドレンとか本当に危険ですよ。

 

 

人なんて基本的に間違う生き物ですから、たった一人の教えだけを信じていたら、本当にいつか後悔することになるかもしれません。

 

仮にもしたった一人の教えを信じるのであれば、常に現状の足元を確認しながら進んでいくこと。

 

 

ちょっとでもおかしいなと思ったら、捨てる勇気も必要です。

 

サンクコストにしがみついて、いつまでも離れることが出来ないと、人生丸ごと詰みます。

 

 

当時の天風さんのお弟子さんたちはどんな心境だったんでしょうね。

 

これはコミュニティにおいても同じで、私は一つのコミュニティに絞らず、複数のコミュニティに参加することで、全体を俯瞰して見て総合的に判断するようにしています。

 

 

誰か一人だけを信じると危険。

 

当たり前すぎる話ですが、心に留めておくといいと思います。