このタイトルになっている『ブラックドッグ』ですが、ブラックドック(Black Dog)症候群という“黒いという理由だけで捨て犬養子縁組を嫌う現象”を言う言葉から、偏見の対象である契約職、期間制、非正規職という韓国社会の多くのブラックドッグの存在を題材に、そこでもがき成長していく主人公を中心とした話です。
社会の縮小版である学校。
彼らだけの、その世界だけの特殊な秘密とルールの中から、自分が直面した現実に苦味を感じるが、自分の信念を守りながら正規の先生になるために孤軍奮闘するコ・ハヌル(ソ・ヒョンジン)の姿から小さな希望の火種を発見し、偏見を破りながら周りと疎通していきます。
私立校ならではなのかもしれませんが、生徒が先生の評価をしたりする部分もあり、先生もやりにくいなぁと感じたり、それでも教師のやりがいとなる生徒との信頼関係の構築などもリアルに描かれていました。
今回、ラ・ミランは真面目なキャラだったのですが、カラオケのシーンで『昔は双門洞チーターと呼ばれた』って言ってて笑えました。
まさかここに1988パロディを持ってくるとは