攻めの運動と守りの運動 | 「目標達成」考察ノート

「目標達成」考察ノート

こんな時代だからこそ自分のやりたいことをやる。それを実現する方法の考察。

さて今回は「ダイエット中の運動には大きく2種類ある。」というお話です。

・「攻めの運動」
・「守りの運動」

前回、ダイエット成功の大きな決め手は「基礎代謝量」であるとお伝えしました。そして、基礎代謝量をアップさせるには運動によって筋肉量を増加させることが重要だともお伝えしました。今回は、この点をもう少し掘り下げていきます。

「運動によって筋肉量を増やす。」と言いましたが、「筋肉量が増える運動」はどんなものかイメージしてみて下さい。散歩レベルでしょうか?階段を昇るレベルでしょうか?それとも腹筋、腕立て伏せをするイメージでしょうか?

答えとしては、このレベルではどれも「不十分」だったりします。肉体メカニズム的には、筋肉量を増やすには筋肉を追い込んで(疲労させて)、その後に起こる「超回復」という経過を経なければなりません。

筋肉をトレーニングで追い込むことを、筋肉にストレスをかけるとも言うのですが、筋肉は大きなストレスがかかると、毛細レベルで組織が断裂します。この断裂した組織は、回復過程で、次回その同じストレスに耐えられるように強く太くなります。このように超回復を経て筋肉が強く太くなった段階で筋肉量が増えたということになります。

ですから、筋肉量を増やす運動というのは、「スポーツジムに通って、トレーナーの指導を受けながらしっかり筋肉を追い込む」レベルとなります。このレベルの運動を私は「攻めの運動」と呼んでいます。単純に痩せるだけではなく、見事なプロポーションを作りたい場合や、肉体運動能力を一段引き上げたい場合、もしくは”比較的”短期間に減量したい場合には、この「攻めの運動」が必要になってきます。

しかし、この「攻めの運動」は、ある程度スポーツ経験がないとかなりつらいものがあります。特に、もう何年も運動不足である方が行うにはハードルが高すぎます。

これに対して「守りの運動」と私が呼ぶものがあります。これは筋肉量は増加しないが、「今ある筋肉量をキープする」というものです。よく、TVのダイエット番組やダイエット本で、「一日一万歩目指して歩きましょう。」という言葉が出てきますが、これが「守りの運動」です。

守りの運動には、大きく2つの意義があります。1つは、言うまでもなく「守りの運動分のカロリーを消費できること」です。

そして、もう1つが「筋肉量を維持して、基礎代謝量を維持すること」です。びっくりするかもしれませんが、人間の肉体は、脂肪と使われていない筋肉の2つがあった場合、まずは筋肉を分解してエネルギーに変えるように働きます。つまり、脂肪はとことん使わないように肉体は働くのです。これは、長く続いた飢餓の時代、人間にとって脂肪は生存するための「最後の砦」だったからだと言われています。皮肉にも、飽食の現代では、このような遺伝子レベルの生存本能が肥満を作りだしているのです。

少し込み入った話になりましたが、要するに、「筋肉は使わないとどんどん分解されてしまう」=「どんどん基礎代謝量が落ちる」=「リバウンドしやすい肉体になってしまう」ということです。

この流れを断ち切るためにも、守りの運動で筋肉量を維持する必要があるのです。ちなみに、守りの運動は筋肉量を維持する以外にも素晴らしい効用があります。例えば、スタミナが付くことで「疲れにくい肉体」を手に入れることができますし、疲労に対する耐性が上がれば、メンタル的にも非常に前向きになれます。

忙しいビジネスマンの方等、もう何年も運動不足の方は、まずは「守りの運動」からスタートされることをお勧めします。

でも、おもしろいもので、守りの運動で効果が出てくると、段々と攻めの運動にも挑戦してみたくなってきます。そうなればもうしめたものです!