「考えるのをやめた」 | イクメンサラリーマンの育児報告(中学受験まで)

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2人の息子(2027年度、2029年度受験)が中学受験を終えるまでの日々を記していきます。
先入観、偏見に満ちていますが、こういう考えをする奴もいるんだなと広い心で見てください。

同じ境遇のご家庭の方とつながれたらうれしく思います。

『2月の勝者』というマンガがヒットして、

 

てっきり中学受験は2月なんだと思っていたら、

 

関西は1月がメインということに

 

気づいたのは比較的最近です。

 

 

 

父親の私が高校まで公立だったので、

 

全然中学受験のことは知りませんでした。

 

息子たちも私の作った轍を進むのかなと思っていましたが、

 

あるとき妻が「中学受験させたほうがいい」

 

とふいにつぶやいたことがありました。

 

 

 

まだ長男が5歳にもなっていなかったころだと思います。

 

それから中学受験のことをいろいろ調べだして

 

『2月の勝者』の存在も知って全巻揃え、

 

長男が小学校に上がるころには、

 

結構頭いっぱいな状態でした。

 

ちなみに先ほど妻は「そんなこと言ったっけ?」と

 

のたまっておりました・・・。

 

 

 

今年の4月には3年生になりますが、

 

私の中ではもう何十年も受験に携わっているかのような

 

オーバーヒート気味の状態です。

 

 

 

今年1月の各中学の倍率を見て一喜一憂したり、

 

試験問題を自分で解いてみて、不正解だったら

 

大人が解けないのに子どもは解けないだろう!と焦ったり、

 

高学年が勉強するような参考書を買ってきたり・・・

 

こんなんで子どもが本番のときには

 

どうなっているんだろうと、

 

逆にもう関心がなくなってるんじゃないかとすら

 

思ってしまいます。

 

 

 

こうした焦りから、長男の成績が全然上がらなくて

 

塾にも教育相談をしたぐらいです。

 

まだ2年生ですから・・・

 

その言葉がずっと頭に残っていますが、

 

いやいや、それは成績が上げられない言い訳だろう!?

 

と口から出そうになってグッとこらえました。

 

 

 

次男なんかまだ年長さんなのに

 

そろばん塾で九九をスラスラ言えなかったと報告してきたら

 

カッとなって問い詰めてしまいました・・・。

 

 

 

年長で九九が言えること自体すごいのに、

 

同じそろばん塾で、億の位まで読み上げ算ができる

 

年長の子がいて、

 

「その子に負けてるやん!」

 

と焦って、次男を問い詰めてしまったのです。

 

次男は寂しそうな顔をしていました。

 

 

 

親が子どもをダメにする典型だと思います。

 

こうやってブログを書いているのも、

 

自分のダメな点をあげつらって、読み返し、

 

臥薪嘗胆にしている部分があります。

 

 

 

最近、長男の忘れ物が多く、

 

「え、発達障害?」という思考に陥ってしまいました。

 

忘れ物を防ぐために、

 

毎日の行動をルーティン化しろと教えましたが、

 

なかなか守れません。

 

紙に書いて貼り出しましたが、その紙を見ない・・・。

 

見えるところに貼り直しましたが、

 

自分のことだと思っていないのか、

 

3日後には壁の装飾になってしまいました。

 

 

 

なんで毎日毎日毎日毎日同じことを言われて

 

直せないんだ!ときつめに非難したら

 

「わからない」で済まされました。

 

 

 

そのくせ、私との「どうでもいい」約束は覚えているのです。

 

一緒に公園に遊びに行く約束をしたとか、

 

明日は仕事から早く帰ってくると言ったのに遅かったとか。

 

私は全然覚えていないんです。

 

 

 

このとき、気づかされました。

 

そうか、子どもとの約束は私にとって

 

「どうでもいいこと」と思っているように、

 

子どもが忘れ物をするか、しないかなんていうのも

 

「どうでもいいこと」なんだ、と。

 

 

 

一時期流行した「アドラー心理学」では、

 

課題の分離」という言葉があって、

 

子どもの成績はあくまで子どもの課題であって、親は関係ない。

 

そこに勉強しろだとか、

 

こんな成績ではいい中学に行けないよ

 

と叱責することは、相手の心に土足で踏み込んでいるのと同じ

 

とありました。

 

 

 

アドラー心理学は褒めても、叱ってもいけない、

 

勇気づけるのである

 

という、ちょっと何言ってるかわからない学問なのですが、

 

課題の分離はなるほどな、と思います。

 

 

 

でも一方で「中学受験は親が9割」とか言われると、

 

やっぱり親が頑張らんとあかんのか~

 

と気持ちが沈むわけです。

 

さらに浜学園なども合格体験記を動画にアップしてますから

 

それを見たりしていると

 

うちの子はここまでやってないなあ

 

と打ちひしがれるのです。

 

 

 

こんなふうに、毎日気持ちが行ったり来たりで

 

精神衛生上よくないので、

 

そうなったら「言うてもまだ長男は2年生」と

 

言い聞かせ、すべての思考をストップさせています(笑)

 

 

 

昔、『ジョジョの奇妙な冒険』というマンガに出てきていた

 

ラスボスの1人が、主人公たちにやられて、

 

宇宙に放り出されて、永久にさまようのかと思い、

 

最後は「考えるのをやめた」とありました。

 

それと同じです。

 

(わかる人だけわかればよいです。)

 

 

 

でも、2年後ぐらいに同じ状況だったら、

 

また考え直さないといけないですけどね。

 

とりあえず今は、ケセラセラと受け流して、

 

長男には、忘れ物をしなかったらほめちぎり、

 

次男は九九がゆっくりでも言えたら

 

ハイタッチをすることにしました。

 

 

 

そしたら、2人ともめっちゃうれしそうな顔をしました。

 

そして、長男は貼り紙のルーティンを確認しに行ったり

 

次男は九九を逆から言う練習を自分からやり始めました。

 

 

 

そうかこれが自己肯定感か、

 

親の一言は重いなと実感しました。

 

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!