陸上の世界選手権で、16歳5カ月の日本勢史上最年少出場となるサニブラウン・ハキーム選手(東京・城西高)が、25日夜の男子200メートル予選に臨みます。
「大舞台で記録を出したい」と意気込む逸材がどんな走りを披露するか。
サニブラウン選手は、今季世界ランキング1位の19秒57をマークしているジャスティン・ガトリン選手(米国)と同じ4組。7月の世界ユース選手権では20秒34の大会新記録で制したが、そのタイムを上回る選手は同組に4人。各組3着までと、タイム上位3人が出場できる準決勝に残るには、初レースから正念場となります。
今大会に出場する短距離選手では最年少で、注目を集めているサニブラウン選手。各国の報道陣に伝えられる世界選手権の公式ニュースでは、「練習場でスター選手をたくさん見て驚いた。最高の舞台で走るにはまだ若過ぎると思うけど、ベストを尽くしたい」とのコメントが紹介されました。
身長187センチで、足のサイズは30センチ。ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)に憧れ、「最終目標は世界記録を破ること」と堂々と話す大型スプリンターが、世界に第一歩を踏み出します。