VVVの日本代表DF吉田麻也選手が30日、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンとの契約にサインしたことが明らかになりました。移籍金は200万ポンド(約2億5000万円)。契約期間は3年間で、契約延長のオプション付きです。
吉田選手は日本代表として9月6日の親善試合、アラブ首長国連邦(UAE)戦(東北電ス)と同11日のW杯アジア最終予選、イラク戦(埼玉)に招集されているため、終了直後の同12日か13日からチームに合流する予定です。
イングランドのリーグでプレーするために必要な労働許可証取得の条件である「過去2年間の国際Aマッチの75%以上の出場」に関しても問題はありません。サウサンプトンにはFW李忠成選手が所属しており、イングランドの1つのチームに初めて同時に複数の日本人選手が所属することになります。
ロンドン五輪では主将を務め、全6試合に出場。大会最初の4試合連続無失点の立役者となり、4位躍進に貢献。ストーク、フラムなどイングランドの複数チームが獲得に興味を示していました。
◆吉田 麻也(よしだ・まや)1988年8月24日、長崎生まれ。24歳。12歳で名古屋ジュニアユース入り。同ユースを経て2007年に名古屋に入団。10年からオランダ1部のVVVへ移籍。五輪は08年北京大会に続き2度目の出場。J1通算71試合5得点。代表通算17試合2得点。189センチ、81キロ。